赤ちゃんが頭をぶつけた時の対処方法と予防

赤ちゃんの行動はいつも予測不可能です。抱っこしていたら急にのけぞったり、大人しく座っていたと思ったらいきなり倒れてしまったりすることもあるため、ひと時も目を離すことはできないでしょう。

しかし、いくら注意していたとしてもアクシデントは起きてしまうことがあります。さまざまなアクシデントが起きる中で、もし赤ちゃんが頭をぶつけてしまったら、どうすればいいのでしょうか。

赤ちゃんが頭をぶつけないように予防するのが一番ですが、それでもアクシデントが起きてしまった場合は、迅速に対処する必要があります。そこで、赤ちゃんが頭をぶつけたときの対処方法と、予防策について詳しくご紹介していきましょう。

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まずは慌てない

まずは慌てない

赤ちゃんが頭をぶつけてしまう場面を目撃したら、お母さんは青ざめてビックリしてしまうことでしょう。慌てて赤ちゃんを抱きあげ、すぐに病院に行かなければと保険証やお財布など準備にバタバタし始めることも多いのではないでしょうか。

確かに頭をぶつけてしまった時は、病院で診てもらうと安心です。しかしその前に、赤ちゃんの様子をしっかり観察するようにしましょう。頭をぶつけてしまったということでパニックになってしまっていると、大切なことを見逃してしまう可能性があります。

赤ちゃんが頭をぶつけても、脳や身体に問題がないというケースもありますし、一刻も早く対処する必要があるケースもあります。

まずは慌てないようにしながら赤ちゃんの様子を確認することで、今どういう状態にいるのか把握するようにしましょう。

頭をぶつけて泣くか泣かないか

頭をぶつけて泣くか泣かないか

赤ちゃんが頭をぶつけてしまうと、ほとんどのケースで泣き始めます。最初は頭をぶつけたという事を理解できず、キョトンとしている赤ちゃんもいるでしょうが、次第に頭に痛みを感じて泣き始めてしまうことでしょう。

しかし、頭を強くぶつけているにもかかわらず、全く泣かない赤ちゃんもいます。その場合、痛みを感じる感覚が麻痺しているか、頭に強いショックが起きて感情を表現するセンサーがショートしているなどの可能性があります。

頭をぶつけたのに全く赤ちゃんが泣かず、ボーっとしているようなら、問題がないように見えても意識を失っている恐れがあるので、すぐに病院に連れて行くようにしましょう。

泣き止み方には注意

泣き止み方には注意

赤ちゃんが頭をぶつけると、ほとんどの場合で泣き始めます。泣き続ける時間は赤ちゃんにより個人差がありますが、痛みが引いていくにつれて徐々に治まっていきます。

しかし、泣いている最中に急に意識を失ったり、急にぐったりして大人しくなったりした場合はすぐに病院に連れて行くようにしましょう。

脳に関わる血管などが損傷し、影響が出始めている可能性があります。頭をぶつけて泣いたから大丈夫と過信せず、その後もしっかり観察するようにしましょう。

泣き終わった後の状態

泣き終わった後の状態

赤ちゃんが頭をぶつけ、一通り泣いて気持ちが落ち着いてきても、まだ安心することはできません。その後の食欲や機嫌などにも注意するようにしましょう。

頭をぶつけても問題がない場合は、次第に機嫌も良くなり、いつもと同じように授乳や離乳食をとることができるでしょう。

しかし、泣き止んだ後にずっと不機嫌な状態が続いていたり、食欲が落ちてしまったり、吐いてしまったりするようなら、念のため病院で診てもらうようにしてください。

頭をぶつけたことでいつもと違う様子が見られるという事は、何かしら脳や身体に影響が出ている可能性があります。

出血の有無やたんこぶ

出血の有無やたんこぶ

赤ちゃんが頭をぶつけただけでも大慌てなのに、それに加えて出血ということになれば、お母さんはパニック状態になってしまうかもしれません。

特に頭部には多くの血管が走っているので小さな傷口でも出血量が多くなりますが、ガーゼ等で止血すればすぐに出血は収まります。しかし、赤ちゃんは免疫力が低いため、出血がなくなったとしても傷口が感染し化膿する可能性があります。一度赤ちゃんの全身を確認して出血場所を確認し、病院で抗生物質を処方してもらいましょう。

頭をぶつけた後たんこぶができることも多いですが、皮下組織に血液が溜まる硬いたんこぶと、頭蓋骨と筋膜の間に血液が溜まるブヨブヨしたたんこぶの2種類に分かれます。どちらも経過観察のみで小さくなりますが、まずは病院で診断してもらうのが確実です。

けいれんの有無

けいれんの有無

赤ちゃんが頭をぶつけた後、しばらくしてけいれんが始まることもあります。けいれんが起きるという事は、脳からの信号が乱れている可能性があるので、すぐに病院で診てもらうようにしましょう。

けいれんは「てんかん」という病気の恐れもありますが、頭をぶつけたことにより急に発生したのなら、脳が強い衝撃を受けている恐れがあります。

また、身体の半分だけが動きにくかったり、目の焦点が合いづらくなってきたり、鼻や耳から透明な水が出てきたときも、すぐに病院に連れて行きましょう。

検査後も48時間は状態をチェック

検査後も48時間は状態をチェック

頭をぶつけた後赤ちゃんが泣いていたり、頭をチェックしてたんこぶも無いようだと、すぐ大丈夫だと決め付けてしまいます。

頭を打った時は、意識が朦朧とする・吐く・泣かないといった一目でわかる異常ばかりに目が行ってしまいますが、頭部の内出血は時間をかけて少しずつ進行していきますので、頭をぶつけても何の異常が無かった赤ちゃんが翌日急に容態が急変してしまう可能性も無いわけではありません。

病院で検査をしてもらっても、頭をぶつけてから48時間は赤ちゃんの吐き気やたんこぶの変色などがあるかどうかをチェックしましょう。

ぶつけてできた頭の凹みについて

ぶつけてできた頭の凹みについて

赤ちゃんが頭をぶつけると、しばらくするとたんこぶのように腫れてくることがあります。基本的に泣き止んだ後にいつもと変わらない様子なら、たんこぶができていてもさほど心配する必要はないでしょう。

しかし、頭をぶつけた部分が凹んでいるようなら、すぐに病院で診てもらうようにしてください。

赤ちゃんの頭にはもともと凹んでいる部分がありますが、頭をぶつけた場所に最初から凹みがなければ、打撲により陥没している恐れがあります。

赤ちゃんの頭の骨は柔らかいため、強く頭をぶつけることで凹み脳に影響が出る恐れもあるので、すぐに診てもらうようにしましょう。

元からある頭の凹み

元からある頭の凹み

赤ちゃんの頭には、産まれながらにしていくつかの凹みがあります。頭の骨は複数の骨が結合することで成り立っていますが、産まれたばかりの赤ちゃんの頭の骨はまだ結合しておらず、バラバラの状態なので隙間が空いているのです。

赤ちゃん頭の骨がバラバラであることで、狭い産道を頭の形を変えながら通り抜けていくことができます。隙間には骨がないため凹みができますが、一番大きな凹みは大泉門と呼ばれ、額の少し上あたりに位置しています。

ひし形をしていて、赤ちゃんによっては泣くことで凹みがよりはっきりと見えることもあるでしょう。大泉門が閉じるのには時間がかかりますが、他の小さな凹みは生後1ヶ月を過ぎると次々閉じていき消失されます。

もし小さな凹みが閉じた後に、頭をぶつけたことで凹みが生じているなら、かなり強い衝撃が頭と脳に伝わっている可能性が高いでしょう。

凹みが閉じる時期

凹みが閉じる時期

赤ちゃんの頭にはもともと凹みがあります。成長するにつれて徐々に閉じてきますが、凹んでいる部に分は骨がないため、触ると柔らかく、脳への影響もダイレクトになります。

そのため、転倒などで大泉門を強くぶつけないようにしましょう。前かがみに倒れると大泉門を強くぶつけてしまう可能性があるため、常に注意するようにしてください。もし大泉門をぶつけてしまった時は、凹みの具合を観察するようにしましょう。

大泉門の凹みが深くなったり、凹みが無くなったり、腫れ上がったりするようなら、脳圧などに変化が生じ脳に異常が出てくる恐れがあるため、すぐに病院で診てもらう必要があります。

頭をぶつける予防策について

頭をぶつける予防策について

赤ちゃんが頭をぶつけてしまうのは、周りの大人の責任です。抱っこをするときは周囲に配慮し、使用する道具に異常がないか確認しておくようにしましょう。

また、寝返りやハイハイができるようになると行動範囲が広がるため、事前に柵でガードしておくと安心です。

腰が安定してお座りができ始めた時や、つかまり立ちにチャレンジしている時など、新しい動きにチャレンジしている最中は、転倒やぶつけるなどのハプニングが発生しやすくなります。周りに危険なものを置かないようにし、常に目が届く範囲で見守れるようにしましょう。

まとめ

赤ちゃんが頭をぶつけたときの対処方法や予防策についてご紹介しました。赤ちゃんが頭をぶつけてしまったら、まず冷静になって様子を観察するようにしてください。

泣き止んでいつも通りに戻れば問題ありませんが、少しでも異常や違和感があるようなら、すぐに病院で診てもらうようにしてください。

赤ちゃんの頭は繊細で強い衝撃に弱いので、予防策をしっかり行い安全第一で見守ってあげてくださいね。

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