赤ちゃんのほくろについて知っておきたいこと

産まれたばかりの赤ちゃんの肌は、とってもなめらかでシミひとつないものです。成長するにつれて、少しずつほくろが増えていくのが一般的です。しかし、赤ちゃんによっては生まれながらにしてほくろがある場合があります。

赤ちゃんのほくろは病気のせい?将来は除去した方が良いの?など、さまざまな疑問や不安が湧きあがってくることでしょう。そこで、赤ちゃんのほくろに関するさまざまな情報を詳しくご紹介していきたいと思います。

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ほくろのメカニズム

ほくろのメカニズム

赤ちゃんは通常、ほくろがない状態で産まれてきます。なぜなら、一般的なほくろは紫外線の影響を受けて発生するからです。

ずっとお母さんのおなかの中にいた赤ちゃんは、紫外線を浴びることがありませんから、ほくろが多い両親から生まれた場合でも、ほくろがない状態で産まれてきます。

ほくろは、紫外線が肌にあたることによりメラニンが生成されることで生み出されます。赤ちゃんの肌は大人に比べると非常に薄く、紫外線の影響を強く受けてしまいますので、直射日光が当たらないように注意しましょう。

ほくろの種類

赤ちゃんにほくろができるのは、紫外線の影響を受け始めてから少し時間が経過した1歳前後が多いようです。赤ちゃんによっては月齢がもっと早い段階でほくろができる場合もあります。

赤ちゃんの頃から思春期が始まるまでにほくろができるのは、遺伝性による影響が高いと言われており「先天性ほくろ」と言われています。

思春期以降に発生するほくろは、紫外線の影響を強く受けて発生するものなので「後天性ほくろ」と言われます。

しかし、赤ちゃんによっては産まれたときからほくろが皮膚にある場合があります。この場合は、「色素性母斑」と言われ、他のほくろとはメカニズムが少し異なります。

色素性母斑について

色素性母斑について

産まれたときから赤ちゃんの皮膚にあるほくろは、色素性母斑と呼ばれます。母斑とは痣の一種のことで、皮膚や、血管などに由来している細胞の奇形とされています。

奇形というと何か深刻な事態を想像してしまいがちですが、小さな色素性母斑なら心配ありません。場所によって母斑の色は異なり、黒以外にも茶色や赤色、青色や白色などもあります。遺伝性はなく、中には成長するにつれて消えていく母斑もあります。

母斑の種類について

産まれたときから赤ちゃんの皮膚にあるほくろは、色素性母斑と言われます。色素性母斑にはさまざまな種類があり、大きく分類すると3つに分けることができます。

「境界母斑」は、表皮と表皮の境界エリアに母斑細胞の塊が発生した状態のことを言います。

「真皮内母斑」は、真皮内エリアに広くメラノサイトが発生している状態のことを言います。

「複合母斑」は、境界母斑と真皮内母斑が合わさった状態のものを言います。

それぞれの色素性母斑は、身体のどの部分にも表れる可能性があるものです。

ほとんどの色素性母斑は1cm以下であることが多いので心配はありませんが、5cmを超える大きさなら注意が必要です。中には20cm以上の色素性母斑が確認されることもあるので、詳しく見ていきましょう。

巨大色素性母斑とは

巨大色素性母斑とは

産まれたときからある赤ちゃんのほくろは、色素性母斑と言い、その多くが小さいものです。しかし、中には20cmを超えるサイズの巨大色素性母斑が確認されることがあります。

産まれたときから色素性母斑が大きい場合、巨大型先天性色素母斑と診断されます。

生後しばらくして色素性母斑が大きくなるケースもありますが、いずれにおいても巨大色素性母斑は皮膚の病気を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

ほくろの色から見る症状、対処方法

赤ちゃんの茶色のほくろ

茶色のほくろ

ほくろ=黒色というイメージがありますが、そうではないことも多いのです。例えば赤ちゃんのほくろは茶色であるケースが多く、お母さんは何かの病気ではと心配になってしまいますが、これはほくろの出来始めだと考えられています。

メラニン色素は紫外線によって色が濃くなりますが、1回では黒くなりません。何回も紫外線に当たることによってメラニン色素の反応が大きくなり、黒くなっていくのです。ほくろは露出している顔や手足に出来やすいですが、赤ちゃんは髪の毛が少ないため頭皮にも茶色のほくろが出来ることがあります。

このまま放置すると黒くなってしまうので、帽子をかぶせる・日焼け止めを使うなど茶色のうちにしっかり対策しておくようにしましょう。

赤ちゃんの赤色のほくろ

いちご状血管腫

赤ちゃんの体に急に赤いほくろのようなものが出来てびっくりするお母さんもいますが、これはいちご状血管腫と呼ばれる皮膚の異常で、生後3ヶ月以内に発生することが多いです。

胎児の頃に毛細血管が正常に伸びなかったのが原因で血管の塊が表面に現れますが、大きくこぶのようになるのは3割程度で、後はほくろのように小さかったり、平らだったりと大きさや形に差が出ます。

イチゴ状血管腫は自然と小さくなりほぼ分からなくなるので、他に異常がない時は経過観察のみに留める皮膚科も多いようです。ただ、7歳以降になっても残っている場合は、切除手術を行う必要があります。

赤ちゃんの青いほくろ

青いほくろ

ほくろは母斑細胞という細胞から出来ますが、その細胞に含まれるメラニン色素はいくつか色があります。メラニン色素が黒だと黒あざになり、小さいものはほくろに分類されますが、メラニン色素が青色の細胞が増殖した場合は青色母斑と呼ばれます。

赤ちゃんの頃に発生することが多く、大きさは1cm以下で盛り上がったりしこりがあるのが特徴です。小さいままなら問題ありませんが、急に青色母斑が出来たり次第に大きくなるようならば悪性化する可能性があるので、病院で検査をしてもらいましょう。

赤ちゃんの時に出来る蒙古斑は、通常表皮にあるメラニン色素がその下層の真皮に存在するために出来る青あざで青色母斑とは異なります。

病気への発展について

病気への発展について

産まれたときから赤ちゃんに大きなほくろがある場合、皮膚の病気に発展する可能性があります。20cm以上にもなる巨大色素性母斑の場合、高い確率で神経皮膚黒色腫や皮膚ガンに発展する恐れがあるでしょう。

最初は小さくても、時間が経つにつれてほくろが大きくなっていくこともあるので、5cm以上の大きさがあるようなら経過を観察するようにしてください。いずれにしても、産まれたときからほくろがあるという場合は、医師の診察を受けるべきだと言えます。

治療方法について

治療方法について

産まれたときから赤ちゃんにほくろがある場合、サイズが大きいようなら将来皮膚の病気に発展してしまう可能性があります。大きなほくろがある場合は、どのように治療できるのでしょうか。

巨大色素性母斑のように明らかに大きなほくろで、悪性だと判断された場合は、皮膚の表面だけでなく組織も一緒に除去しなければなりません。

1回の治療で広い範囲を切除するため、手術跡が心配になりがちですが、早めに治療することで痕に残りにくくなります。

赤ちゃんは皮膚が薄く、細胞も柔らかい状態なので1回の施術でまとまめて切除すれば、早く回復していきます。成長するにつれて痕も目立たなくなってくるので、早めに病院で診てもらうようにしましょう。

小さなほくろについて

小さなほくろについて

赤ちゃんに生まれながらにして巨大なほくろがある場合は、悪性である可能性もあるので早めの処置が必要になります。しかし1cm以下の小さなほくろであれば、緊急性を要さないので神経質になる必要はないでしょう。

ただ、できるだけほくろを少なくしてあげたいと考えている場合、ほくろを除去したいと検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

小さなほくろであれば、電気やレーザーなどで焼いて処理することもできますし、メスやパンチを使ってくりぬくこともできます。赤ちゃんの頃なら皮膚の再生も早いですしほとんど目立たなくなるでしょう。

そうなると、小さなほくろの除去は早い方が良いように思いますが、一度ほくろを取り始めると次々と気になって何度も施術をしてしまう可能性があります。

お父さんやお母さんはほくろが必要ないと思っていても、赤ちゃんが成長したら自分のほくろを気に入るかもしれません。物心がつくまで待つことも必要ですし、思春期を過ぎてから検討しても遅くはないでしょう。

予防にはUVケアをしっかりと

予防にはUVケアをしっかりと

自分がほくろで悩んでいた経験があると、赤ちゃんにはできるだけ白いままの肌でいてほしいと思ってしまいがちです。

基本的に、ほくろは紫外線により発生しますから、日頃からしっかりとUVケアすることが大切になります。赤ちゃんにも使える低刺激のUVクリームをこまめに塗り、薄くてデリケートな皮膚を保護するようにしましょう。

また、お外に出かける時間帯にも気をつけるようにしてください。午前10時~午後2時までの時間帯は紫外線の量が多くなるので、できるだけ室内にいるように心がけておき、外で長時間遊ばないようにしましょう。

海や山にレジャーに行くときも、長袖長ズボン、帽子をしっかり着用しておくだけで肌に浴びる紫外線の量は大幅に減ってきます。春~夏にかけては紫外線の量が急上昇してきますし、外での遊びも増えてくるので気をつけましょう。毎日の積み重ねが大切ですので、ほくろ防止のためにもしっかりUVケアしてあげてください。

まとめ

赤ちゃんのほくろについてさまざまな情報を幅広くご紹介しました。基本的に、産まれたばかりの赤ちゃんにほくろはなく、紫外線を浴びたことから徐々に発生し始めてきます。

しかし、生まれながらにしてほくろがある場合、大きさによっては皮膚の病気に発展する可能性があるので、注意しながら経過を見守るようにしましょう。

ほくろもシミもないまっさらな赤ちゃんの肌を、できるだけ長くキープするためにも、こまめにケアをしてあげてくださいね。

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