赤ちゃんの首がくさい・赤いときに知っておきたいこと

赤ちゃんの首回りはぷよぷよとした脂肪が付いていて、汗や汚れが溜まりやすい場所。お母さんが常に注意を怠らず、丁寧にケアしてあげないと、赤ちゃんの首のしわの間はすぐに赤くただれ、嫌なにおいが発生します。

ただ汗でくさいだけ、あせもで赤いだけ、と考えて放置していると、湿疹やただれの症状がひどくなり、赤ちゃんの不快感はさらに増大します。赤ちゃんの首のにおいや赤みは、スキントラブルが起こっているというサイン。お母さんがいち早く兆候を察知し、適切に対処してあげる必要があります。

赤ちゃんの首がくさい・赤いときに知っておきたい情報を幅広く紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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赤ちゃんの首はくさくなりやすい?原因は?

赤ちゃんの首はくさくなりやすい?

赤ちゃんの首は短く、たぷたぷとした脂肪が付いています。このためしわしわが出来てしまい、このしわの中に汚れや汗が溜まりやすい状態になっています。首のしわの間に溜まった汗、汚れ、皮脂が雑菌と混じりあうと、いやなにおい、赤いただれ、湿疹などが生じます。

首のしわしわを沐浴やお風呂の際にきれいにしてあげることが必要ですが、首を触られるだけで、激しく泣き出してしまう赤ちゃんもいて、なかなか首の周りをきれいにできないお母さんもいるようです。

赤ちゃんの首のくささや赤みはほとんどの場合、お母さんがこまめに首の汚れを取ることで改善されますが、このとき洗い方が悪いと、赤みやただれを悪化させる原因にも。赤ちゃんの首のくささや赤みに上手に対応するためには、まず赤ちゃんの首がくさくなる、赤くなる原因について知っておかなければなりません。赤ちゃんの首がくさい・赤い原因について、ひとつずつ詳しくみていきましょう。

母乳・ミルクが首のしわに溜まる

母乳・ミルクが首のしわに溜まる

母乳やミルクを飲む際、赤ちゃんはしっかりと唇で乳首を咥えて飲んでいますが、飲み終わったとき、母乳・ミルクが赤ちゃんの口と顎を伝って、首のしわに流れこみます。首のしわの間にたまった母乳やミルクをそのままにしておくと、赤ちゃんの汗や汚れと混じりあい、雑菌が繁殖。これが首のくささや赤みにつながります。

首のしわとしわの間は空気に触れることがないため、隙間に入り込んだ微量の母乳・ミルクが乾燥することなく、じめじめとした状態に保たれます。雑菌が繁殖しやすいのはこのためで、さらに赤ちゃんの皮膚はきわめて薄いため、赤みやただれも生じやすい状態にあります。

こぼれた離乳食が首のしわに溜まる

こぼれた離乳食が首のしわに溜まる

母乳やミルクだけでなく、赤ちゃんの口からこぼれた離乳食も、首のくささや赤みの原因のひとつ。離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは、お母さんが口元に差し出すものを飲み込むだけ。このときスプーンからこぼれてしまったものが、赤ちゃんの首のしわまで伝わり落ちことがあります。赤ちゃんが飲みこみやすいように作られた離乳食はどろどろの流動体で、飲みこめなかった分が口の端から流れ出しやすいので注意が必要です。

赤ちゃんの汗疹

赤ちゃんの汗疹

赤ちゃんはとても汗かき。睡眠中も起きているときも、ふと見ると額や首すじがじっとりと汗ばんでいることがあります。赤ちゃんの汗腺の数は、大人とほぼ同じ。しか赤ちゃんは体が小さいため、体表面積当たりの汗腺の密度が、大人よりもずっと高いことが特徴。赤ちゃんが汗かきに見えるのは、このため。

さらに赤ちゃんの体温の調節機能は、まだ完全に整っていません。外気温の急激な変化に対して、赤ちゃんは皮膚表面から水分を逃す・保つことで対応しています。新陳代謝も活発なことも、発汗作用を高める要因のひとつ。以上のポイントから、赤ちゃんは大人に比べると汗の分泌が多いことがわかります。

赤ちゃんは汗疹ができやすい

汗かきの上に、皮膚がデリケートな赤ちゃんは、お母さんがどんなに気をつけていても、すぐに汗疹ができてしまいます。しわの間に汗が溜まりやすい首回りは、とくに汗疹ができやすい場所。赤いぽつぽつの発疹をそのままにしておくと、ただれになり、いやなにおいが発生します。

汗疹とは?

汗疹は汗をたくさんかいたため、皮膚内に汗の水分が溜まってしまうことから起こります。赤いぽつぽつの発疹が特徴で、軽度の場合はかゆみはありませんが、皮膚の深部のほうに水分がたまると、かゆみや湿疹を併発します。

赤ちゃんの首がくさい・赤いときは、汗疹ができていないか確認しましょう。汗疹の症状は見た目、乳児湿疹やあせも以外の理由による発疹・湿疹にそっくりです。見た目だけでその原因を特定することは難しいので、あせもに対する対処法を取ったのちも症状がおさまらないときは、小児科皮膚科で診察を受けるようにしましょう。

沐浴・お風呂で汚れが取れていない

沐浴・お風呂で汚れが取れていない

沐浴・お風呂の際に顔や首を洗おうとすると、激しく泣き出したり、体をばたばたと動かす赤ちゃんがいます。赤ちゃんの体を洗うことに慣れていないお母さんの中には、赤ちゃんが泣き出すことに動揺してしまい、顔や体の汚れを落とせない方がいます。

赤ちゃんの首にたまった汚れや汗は、毎日きちんときれいにしてあげなければ、湿疹やかぶれの原因になります。首に溜まった汚れをそのままにしておくと、アカ状に固まり、赤ちゃんの肌を傷めます。沐浴やお風呂に入れる際には、首まわりを丁寧に洗いましょう。

皮膚への摩擦

皮膚への摩擦

赤ちゃんの首をきれいにしようと思うあまり、ガーゼやタオルで赤ちゃんの首を擦ってしまうお母さんがいます。赤ちゃんの肌は大人よりも薄く、バリア機能も整っていないため、肌への刺激が強すぎると炎症やかぶれを起こします。

ガーゼだから大丈夫、と思うお母さんもいるようですが、毎日繰り返しガーゼで同じ場所を擦ってしまうのはNG。どんなに柔らかな素材でも、毎日同じ場所をこすってしまうと、肌をいためるのは当たり前。とくに発疹や赤みのある部分を強く擦るのは、赤ちゃんの皮膚に深刻なダメージを与える原因になります。赤ちゃんの首を洗う際には、こすらないようにすることが大切です。

ベビーパウダー シッカロールをつけすぎている

ベビーパウダー シッカロールをつけすぎている

赤ちゃんの汗疹予防にシッカロールや天花粉をつけることがありますが、良かれと思ってやっていることが、赤ちゃんのスキントラブルの原因になることも。

一昔前まではお風呂上りの赤ちゃんに、シッカロールや天花粉をつけることが習慣的に行われていましたが、現在では赤ちゃんにシッカロールやベビーパウダーは必要ない、という意見も多く聞かれます。

汗疹防止にシッカロールをつけても、そのあと赤ちゃんが汗をかいてしまうと、シッカロールの粉が汗の水分で湿り、だまになり毛穴をふさぎます。まただまになったシッカロールをそのままにしておくと、赤ちゃんの汗や老廃物と混じりあい、スキントラブルが生じるおそれも。赤ちゃんの首にシッカロールをつける際には、皮膚上に水分が残っていないかどうか、十分に注意しましょう。

アトピー性皮、はしかや蕁麻疹など

アトピー性皮、はしかや蕁麻疹など

赤ちゃんの首の赤みや発疹は、ほとんどの場合、上記に挙げたことが原因になりますが、稀に病気が原因で発疹やじんましんができていることがあります。発疹やかぶれは、はしかや蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、とびひ、脂漏性皮膚炎が原因の可能性もあります。

赤ちゃんの体を清潔に保ち、汚れをきれいにしているにもかかわらず、赤み、発疹、湿疹の症状が悪化する場合は、小児皮膚科で診察と検査を受けたほうが安心です。自己判断で市販の薬を用いると、かえって症状を悪化させる結果になりかねません。赤ちゃんの首のにおいや赤みが気になるときは、早めに専門医の判断を仰ぐようにしましょう。

赤ちゃんの首のくささ・赤みの対処法について

赤ちゃんの首がくさい・赤いときの対処法や予防法についてみていきましょう。赤ちゃんの顎から首は少し洗いにくい部分ですが、毎日丁寧に洗ってあげることが大切。汚れや汗をそのままにしておくと、いやなにおいが発生し、皮脂と混じりあった汚れが固まりとなって、首のしわしわの間にびっしりとくっついてしまいます。赤ちゃんの首の洗い方やケア方法、注意点をしっかり把握しておきましょう。

赤ちゃんの首は優しく洗う

赤ちゃんの首は優しく洗う

汚れや落とそうとするあまり、ガーゼやスポンジで赤ちゃんの首をごしごしとこするのは絶対にやめましょう。皮膚が薄く、バリア機能の低い赤ちゃんは、敏感肌。ちょっとした刺激を受けるだけで、肌あれやかぶれを起こしてしまいます。大人用の石鹸は避け、赤ちゃん用の刺激の少ないものを使用しましょう。

ガーゼで赤ちゃんを洗うことに関しては、賛否両論があります。赤ちゃんの顔や体は石鹸をつけたガーゼで洗うように、と指導されることもありますが、どんなにやわらかいガーゼでも、赤ちゃんの柔らかい皮膚にとっては刺激が強すぎます。

お母さんの指で優しく汚れを落とす

お母さんの指で優しく汚れを落とす

最近ではガーゼは使わずに、お母さんの手で優しく汚れを落とす方法を勧める医師も増えています。首の汚れをまずはたっぷりのお湯でざっと流し、そのあとお母さんの手で汚れを優しくふき取ってあげましょう。

汚れがあるからといって、ごしごしと擦るのは逆効果。肌をいためるだけでなく、石鹸を過剰につけて擦ることにより、皮膚の保湿性が失われます。皮脂分が多すぎるのも問題ですが、皮脂を落としすぎるのもまたよくありません。赤ちゃんの皮膚はバリア機能が低く、乾燥しやすい状態です。首や体を洗う際には、皮膚表面にダメージを与えないよう、優しく汚れと余分な皮脂だけを落としましょう。

赤ちゃんの首を乾かすときも同様で、タオルでこすってはいけません。吸水性のあるタオルを用い、赤ちゃんの首や体にそっと当て、水分を吸い取らせます。その後はベビーオイルやワセリンを塗り、赤ちゃんの皮膚を乾燥から保護しましょう。

首の洗い方を工夫する

首のすわっていない赤ちゃんをお風呂で上手に洗うには、それなりのポイントとコツがあります。お風呂で赤ちゃんの首を洗う際のポイントは二つ。ひとつは頭がぐらぐらと揺れないようにすること、もうひとつは首のしわの奥まできちんと洗うことです。

赤ちゃんの湯船の中で洗う際には、片手で赤ちゃんの頭を支え、首を浮かせるようにすると上手に洗えます。お母さんが椅子に座り、ひざの上に赤ちゃんを乗せる方法もあります。左手で赤ちゃんの顎を上向かせ、石鹸をつけて右手の手指で、赤ちゃんの首の奥までしっかりきれいにしましょう。

首を洗う前にあらかじめオイルや水で首を濡らしておくと、洗うときに皮脂を含む汚れをきれいに落とせます。赤ちゃんを落としてしまいそうでこわい、赤ちゃんに泣かれるのがこわい、というお母さんもいますが、汚れをそのままにしておくと、アカとなり首の皮膚にこびりついてしまいます。赤ちゃんの首のくささに対応するには、毎日お風呂できれいにすることがいちばんの予防法です。

赤ちゃんの首を保湿すること

赤ちゃんの首を保湿すること

赤ちゃんの首の皮膚は、体の他の部分よりも薄いため、ちょっとしたことでダメージを受けやすくなっています。赤ちゃんの首のくささ・赤みを予防するためには、首回りの皮膚をしっかり保護してあげることが必要です。

お風呂上りに保湿することはもちろんのこと、外気温や湿度に注意しながら、随時首にワセリンやベビーオイルを塗ってあげましょう。乾燥肌の赤ちゃんには、スキンケア対策を怠らないことが大切です。乾燥は赤ちゃんの皮膚の大敵。赤ちゃんの首のくささ・赤みの予防には、保湿が効果的です。

飲み残し・食べ残しの対処法

飲み残し・食べ残しの対処法

母乳・ミルクや離乳食の残りが、赤ちゃんの首のしわに溜まらないように注意することも同様に重要です。授乳後・離乳食を食べさせたあとは、赤ちゃんの首をきれいにしてあげましょう。

このときもお風呂で首を洗う要領で、擦らずにそっと汚れだけをふき取るようにします。汚れが気になるからといって、同じ場所を何度も繰り返し擦るようにふき取ることは絶対にやめましょう。

お母さんの手指を水で濡らし、赤ちゃんの首のしわの間に溜まった母乳・ミルクや離乳食の残りをしっかりふき取ります。汚れをふき取ったあとは、しっかり乾燥させることが大切。首のしわに水分が残っていると、スキントラブルが生じやすくなります。

赤ちゃんの首のにおいや様子に注意を払う

赤ちゃんの首のにおいや様子に注意を払う

背中やおしりに加えて、赤ちゃんの首すじは汗疹のできやすい場所のひとつ。他の部分に比べると皮膚も薄く、たっぷりついた脂肪のせいで、汗や汚れだけでなく、母乳やミルクの飲みこぼしも溜まりやすい場所です。

また大人の場合は、外気温の変化に応じて、着衣を調節したり、吹き出た汗をその都度ふくことができますが、赤ちゃんの場合はこれができません。赤ちゃんは暑い、汗をかいて不快、と感じても、自分では何もできません。お母さんが常に赤ちゃんの様子を観察し、汗をかいていないかどうか、においや皮膚に異常が生じてないかどうか、チェックしてあげましょう。

まとめ

赤ちゃんの首がくさい・赤いときにお母さんが知っておきたい情報をご紹介しました。赤ちゃんの首は短く、ここに柔らかい脂肪がたっぷりついているため、しわが何重にもできています。首のしわとしわの間に汚れや汗が溜まることで、雑菌が繁殖することが、首のくささ・赤みの原因。

そのまま放置しておくと、ただれや湿疹になり、完治するまでに時間がかかります。皮膚が薄く、刺激に対するバリア機能の弱い赤ちゃんは、スキントラブルになりやすい環境に置かれていますので、お母さんが常に注意を払い、清潔にしてあげることが大切です。

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