赤ちゃんの首を振る動作について知っておきたいこと

赤ちゃんがする行動は、大人の私たちからすると不可解なものも多く戸惑ってしまいがちです。また、次にどんなことをするのか予測不可能ですから、突然のことにビックリしてしまう方も多いことでしょう。

赤ちゃんの不可解な行動として心配になりやすいのが、「首を振る」と言う動作です。急に首を左右に振りはじめたと思ったらピタリと止めたり、相かと思えば何分も首を振り続けたりと、赤ちゃんによって振り方はさまざまです。

赤ちゃんが首を振るのはどんなサインが隠されているのか、気になるところだと思います。そこで、さまざまな首の振り方のパターンを捉え、その原因を解き明かしていきましょう。

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首を振る理由と対処方法

赤ちゃんが首を振るのは、さまざまなことが関係しています。首の振り方のパターンによって、どんな理由が関係しているのか変わってきますので、ひとつひとつ見ていきましょう。

まず、シチュエーションにおいて寝ている状態の時に首を振るパターンから見ていきたいと思います。

眠たくて仕方がない

眠たくて仕方がない

赤ちゃんが首を振るのは、眠たいという理由が関係していることがあります。仰向けの状態でぐずりながら首を振るパターンの場合、眠たいのにうまく眠れなくて不愉快を感じているのです。

赤ちゃんは眠たくなると手足が温かくなり体温も上昇してきます。ずっと同じ体制で仰向けに寝ていると、後頭部が熱で蒸れて暑くなってくるのです。

そのため、首を左右に振ることにより後頭部の熱を逃がそうとします。何度も首を左右に振る場合は、空調を調整したり、お布団を少し少な目にしたりして快適に眠れるようにしてあげましょう。

中耳炎が原因

中耳炎が原因

赤ちゃんが首を振る仕草をする場合、中耳炎にかかっている可能性があります。中耳炎とは耳の中にウィルスや細菌が繁殖し、炎症を起こしている状態のことです。

風邪を引いた後に発症することが多く、発熱や黄色い耳だれが出てくるのが特徴です。中耳炎にかかっていると、耳が痛くなったり、むず痒くなったりするため、それを解消するために首を振りはじめます。

耳を触ったり、枕やシーツに黄色いドロッとしたシミがついていたりする場合は、中耳炎の可能性が非常に高いので、すぐに病院で診てもらうようにしましょう。

頭を打っている可能性

頭を打っている可能性

赤ちゃんの首振りはたいていが微笑ましいものですが、中には注意すべき首振りがあるので気をつけましょう。赤ちゃんが急に大声で泣き出しながら首を振る時は、頭部が痛い可能性があります。赤ちゃんは痛い所へちゃんと手を持っていってお母さんに教えてくれるので、中耳炎なら耳を触って教えてくれます。

しかし、それもなく泣き続けている場合は頭を打っている可能性も考えられます。赤ちゃんの頭や首の辺りをよく観察して、たんこぶや傷・出血がないかどうかを確認してください。

首を激しく振ってもこのような症状は現れませんから、首振りが激しいだけと決め付けずに赤ちゃんの症状をよくチェックして、異常がある場合はすぐに病院を受診してください。

耳垢がかゆい

耳垢がかゆい

赤ちゃんが首を振る仕草をする場合、耳垢がたまってかゆくなっていることがあります。赤ちゃんがあおむけの状態で、耳を触ったりしながら首を振っていると中耳炎を疑いたくなりますが、発熱がなく黄色い液体も出ていないようなら耳垢の可能性があります。

赤ちゃんの新陳代謝は非常に活発で、すぐに耳垢がたまってしまいがちです。そこにホコリやゴミなどが付着し、あっという間に大きな耳垢になってしまいます。

中には耳の外から見えるほど大きくゴロゴロとした耳垢がたまっていることもあり、不愉快に感じて首を振り、何とか取り出そうとしているのです。

出口に近い場所に耳垢がある場合は、粘膜を傷つけないようにそっと取り除いてあげましょう。耳の奥まで刺激してしまうと、繊細な粘膜が傷ついてしまいますので注意してください。

興味津々

興味津々

赤ちゃんが首を振る仕草をしているときは、好奇心が活発になっている時かもしれません。

いろんなものに興味を示す時期に見られるもので、見えるものすべてに興味津々になり、キョロキョロと首を振りながらいろんなものを観察します。

飛んでいる虫を目で追っかけたり、音が聞こえてくる方向を何度も見たりするため、首を頻繁に左右に振りますが、好奇心が育っている証拠ですので温かく見守ってあげましょう。

音の聞こえ方の研究

音の聞こえ方の研究

赤ちゃんが首を振る仕草をしているときは、聞こえる音に強弱をつけて楽しんでいる場合があります。左右に首を振ると、枕やクッションなどで耳が塞がれるため、聞こえる音量が少なくなります。

反対側に首を振ると、別の方向の音が遠くなるため、その不思議さにハマって何度も首を振るようになるのです。寝ている赤ちゃんで楽しそうに首を振っているようなら、音の違いを楽しんでいる可能性があるでしょう。

視野の広がり

視野の広がり

赤ちゃんが首を振る仕草をするのは、視野が広がったことが関係していることがあります。首が座ると頭を大きく動かせるようになるため、見える世界が一気に広がります。

そして首を振ることで景色が変わることに楽しさを覚え、頻繁に首を振って景色が動くのを楽しんでいるのです。

それまで、仰向けの状態で天井や斜め上の景色しか見えていなかった赤ちゃんにとって、首を振ることで見える世界が広がるのは画期的なことなのです。

ご機嫌な様子で首を振っているようなら、新しい刺激を楽しんでいる可能性が高いでしょう。

お腹がいっぱいのサイン

お腹がいっぱいのサイン

時々、授乳中に首を振る仕草をすることがあります。ある程度飲んでいる様子なら「もういらない」というサインの表れと言えるでしょう。首を振るのは、おっぱいや哺乳瓶から顔を遠ざけたいからです。

また、授乳を始めようとすると、急に首を左右に振って拒絶することがありますが、お腹が空いていなかったり、哺乳瓶の口が合わなくなってきたりしたことなどが関係している可能性があるでしょう。

イヤイヤ期

イヤイヤ期

赤ちゃんが首を振る仕草をする時、イヤイヤ期がはじまっている場合があります。

自立心が芽生え、お母さんにしてもらうよりも自分でやりたいという気持ちが強くなるため、何かサポートしてもらうと首を左右に振って「イヤ!」と強く拒否をしてきます。

離乳食も自分で食べたがることも多いため、お母さんとしては時間がかかって大変ですが、自立心を育むうえでとても大切なことですから、しっかりイヤイヤを受け止めてあげるようにしましょう。

便秘がち

便秘がち

赤ちゃんが首を振る仕草をしているとき、身体が力んでいるようならウンチを出そうとしている可能性があります。

便秘がちな赤ちゃんは、全身を使って何とかウンチを外に出そうと踏ん張りますが、その中で首を左右に振りながら身体を捻じっていきむことがあるのです。ウンチが硬くなると、なかなか出てきにくくなるため、水分をたくさん摂ってお腹をマッサージしてあげましょう。

胃腸が冷えていると、蠕動運動が弱まってしまうため、水分は温かい白湯にして、半身浴でお腹周りを温めてあげるようにしましょう。便秘が解消されていけば、首を左右に振って踏ん張ることも少なくなってくるはずです。

マイブーム到来

マイブーム到来

赤ちゃんが首を振るのは、マイブームとして行っているだけの時もあります。赤ちゃんにとって、首を振る仕草はお気に入りの動きなので、特に理由もなく首を振り続けているのです。

何分も首を振り続けるので心配になりますが、機嫌が良い状態なら特に問題はないでしょう。

マイブームは長期間続くこともあれば、2~3日で終わることもあります。長期間続いて心配になった場合は、一度病院に相談してみると良いでしょう。

まとめ

赤ちゃんが首を振る理由や振り方のパターンについてご紹介しました。首を振る理由はさまざまで、中耳炎などの病気が隠されていることもあれば、単にマイブームなだけの時もあります。

首の振り方を観察することで、病気なのか楽しんでいることなのか、見極められるようにしましょう。

基本的に泣いていたりぐずっていたりしないようなら問題ありませんが、少しでも心配なときは、一度相談してみてくださいね。

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