赤ちゃんのニオイと言えば、ミルクっぽい香りでとても良いニオイがするものです。しかし、抱っこしようと顔を近づけて頭を抱えると、異様なニオイにドキッとしたことはないでしょうか。

ニオイの原因を探ってみると、耳からきていることに気づかされます。赤ちゃんの耳が臭いと気づき耳垢を取ってみると、強烈なニオイを発していることがあるでしょう。

赤ちゃんの耳が臭いのは、耳垢がたまっているのが原因ですが、なぜ赤ちゃんの耳垢はたまりやすく、臭いニオイを発してしまうのでしょうか。多くのお母さんが悩む「赤ちゃんの耳が臭い」という問題を、さまざまな角度から解明していきましょう。

PR

赤ちゃんの耳垢の原因

耳垢の原因

赤ちゃんの耳が臭いのは耳垢が原因です。では、耳垢が臭いニオイを放ってしまうのは何故なのでしょうか。実は、大人に比べると赤ちゃんは耳垢がたまりやすくなっています。

耳垢は、耳の中の細胞が古くなって剥がれ落ちることから生じるものですが、そこにホコリやゴミなどが絡まり、大きな耳垢になっていきます。

そして涙やよだれ、ミルクなど湿り気のあるものが加わることになり、耳垢に湿度が生まれ臭いニオイを発しやすくさせてしまうのです。

仰向けで寝ている時間が長いから

仰向けで寝ている時間が長いから

赤ちゃんの耳には、いろんなものが入り込みやすくなっていますが、それは仰向けで寝ている時間が長いからです。仰向けで寝ているときに泣き出すと、涙は垂直に枕へと落ちていきます。

目と枕の間には耳の穴があるため、涙を拭き取らなければ少しずつ涙が耳の中に入っていってしまうのです。よだれにおいても同じことが言え、顎が上がっている状態だと耳の中によだれが入りやすくなってしまいます。

ミルクや母乳を飲んでいるときも、顎(あご)を上げて飲む体勢が多い場合は、耳の中にミルクや母乳が入り込んでしまう可能性が高いため、角度に気をつけて飲ませるようにしましょう。

赤ちゃんは涙やよだれ、ミルクなどを自分で拭き取ることはできませんから、流れるまま耳の中へ入ってしまうことが多々あります。涙やよだれを放置しておくと、耳垢が蒸れて臭ってしまうので、こまめに拭きとるようにしましょう。

耳垢やニオイは向き癖の影響?

耳垢やニオイは向き癖の影響?

赤ちゃんの耳が片方だけ臭い場合は、寝ているときの向き癖が関係していると言えるでしょう。右下だけ、左下だけというように片方の側面ばかりで寝ていると、片方の耳が長時間塞がってしまい、湿り気のある耳垢が蒸れて臭くなってしまいます。

赤ちゃんは明るい方向に顔を向ける癖があるので、いつも窓の方ばかり顔を向ける場合は、時々位置を変えるようにしましょう。

また、お母さんが添い寝する時も左右交互に寝るようにすることで、赤ちゃんがいつも同じ方向からお母さんを見ることを防ぐことができます。

片方ばかり向いていると、耳垢が臭くなるだけでなく、姿勢にも影響が出てくる可能性がありますので、できるだけ左右均等に向けるようにしておきましょう。

耳垢や臭いのは新陳代謝が活発

耳垢や臭いのは新陳代謝が活発

赤ちゃんの耳垢が臭いのは、涙やよだれなどで湿り気があり、同じ方向に向き癖があることで蒸れてしまうことが原因です。

それに加え、赤ちゃんの耳垢は大人よりも早いサイクルで排出されます。赤ちゃんの新陳代謝はとても活発ですし体温も高いため、あっという間に耳垢がたまってしまいます。

そして、涙やよだれなどの湿り気が少なくても、体温で蒸されて臭くなりやすいため、こまめにケアすることが大切なのです。

耳のニオイはアレルギーの可能性?

耳のニオイはアレルギーの可能性

赤ちゃんは良いにおいがするイメージがある分、くさい臭いがあると余計に病気を考えて不安になってしまいます。耳の臭いはたいていミルクやよだれが耳垢と混ざったのが原因なのですが、アレルギー皮膚炎の可能性も考えておきましょう。

アレルギー皮膚炎よりもアトピーと呼んだ方が馴染みはあるかもしれませんが、皮膚の柔らかい耳や顔・手足・頭にかゆみを伴う赤い湿疹が現れ、掻くと浸出液が出てくる病気です。

耳の臭いはその浸出液の臭いと考えてよいでしょう。今までアレルギーとは無縁だった赤ちゃんでも、花粉やハウスダストが原因で発症する事があるので、耳の臭いと共に赤ちゃんが耳を掻いたり、ほかの部分に赤い湿疹が出ていないかどうかを確認してください。

赤ちゃんの耳垢掃除について

耳垢掃除について

赤ちゃんの耳が臭いと、他の人に抱っこされた時、嫌な思いをさせてしまうのではないかと心配になってしまいます。ニオイの原因になっているのは、蒸されて臭くなってしまった耳垢ですから、耳掃除をすればニオイは抑えることができるようになります。

ただ、自分で赤ちゃんの耳掃除をしようとすると、誤って粘膜を傷つけてしまう可能性があるので注意が必要です。赤ちゃんの皮膚は大人よりも繊細で、耳の中の粘膜はもっと繊細です。

また、赤ちゃんの動きは予測が難しいため、突然思わぬ方向に顔を動かして耳を傷つけてしまう可能性もあります。

無理に耳垢を取ろうとすると、将来耳掃除が嫌いな子供になってしまう可能性もあるので、どうしても耳垢を取りたい場合は、病院で処置してもらうようにしましょう。

耳垢掃除のやりすぎ注意?

耳垢掃除のやりすぎ注意?

赤ちゃんの耳が臭いと、すぐに耳垢を除去したくなりますよね。しかし、耳垢には臭いというデメリットしかないわけではありません。実は、赤ちゃんが耳垢をたくさん出すのにはメリットもあるのです。

まず、耳垢があることで耳の奥の乾燥を防ぐことができます。そして空気中のホコリやゴミ、涙やよだれなどが入ってきても、耳垢で吸着して耳の奥まで届かないようにしてくれるため、結果的に粘膜を守ってくれる役割があるのです。

さらに、耳垢があることにより虫やウィルス、菌などが外から入ってくることを防ぐことができます。毎日のように耳垢を除去し続けていると、このような耳垢によるメリットがなくなってしまうので、適度に掃除することが大切です。

赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、耳垢はすぐにたまりますが、どうしても耳垢が気になる場合は、耳掃除は週に1回までに留めておくようにしましょう。

赤ちゃんの耳垢の色

耳垢の色

赤ちゃんの耳垢は臭くなりやすく、たまりやすいのが特徴です。しかし、中には病気が原因で耳垢が発生している可能性もあるので、見極める必要があります。

耳垢には、クリームっぽい色と、黒っぽい色、赤っぽい色や鮮やかな黄色のものがあります。

まず、安心して大丈夫なのは、クリームっぽい色と、黒っぽい色です。クリームっぽい色は大人と同じような耳垢であれば、問題ないと考えて良いでしょう。新陳代謝で皮膚がはがされ、ゴミと絡まってそのような色になっています。

黒っぽい色の耳垢は、病気ではないかとドキッとしてしまいますが、これも心配いりません。黒っぽい色の耳垢は、新生児の赤ちゃんに良くみられるもので、お腹の中にいるときに、羊水の中にたまっていたゴミが耳の中に蓄積され黒っぽい色になります。

耳の中に黒い耳垢があると目立つため、すぐに除去したくなりますが、新生児の頃は特にデリケートなので必ず病院で取ってもらうようにしましょう。

心配な耳垢の色

赤ちゃんの耳垢の色で、クリームっぽい色と黒っぽい色に関しては、病気が関係している可能性は低いと言えます。心配なのは、赤っぽい耳垢と、鮮やかな黄色の耳垢です。

まず、赤っぽい耳垢が出てきた場合、耳掃除で粘膜を傷つけている可能性があります。綿棒だから大丈夫だと耳掃除をし、数日たってから再び耳掃除をしたときに発覚することが多いようです。

赤ちゃんの耳の粘膜はとっても薄いので、優しいと思っている綿棒でも傷つけて出血してしまう可能性があります。無理に耳垢を取ろうとせず、必ず病院でケアしてもらうようにしましょう。

つづいて心配なのが、鮮やかな黄色の耳垢です。

かき氷のシロップのような鮮やかな黄色をしており、ドロッとしていることもあります。このような鮮やかな黄色の耳垢が出てきている場合、中耳炎を発症している可能性があるでしょう。

赤ちゃんの中耳炎の特徴

中耳炎の特徴

赤ちゃんの耳から、鮮やかな黄色っぽい耳垢や、ドロッとした黄色の液体が出てきたときは、中耳炎にかかっている可能性が高いと言えます。

中耳炎は、風邪をきっかけに発症することが多く、鼻の中にたまった風邪の菌やウィルスが耳管を通って耳に到達してしまうことから発生します。

このような鮮やかな黄色い耳垢が出ている場合、多くのケースで発熱が続き、耳を引っ張ったりしていることが多いため、少しでも中耳炎が疑わしい場合は、すぐに病院で診てもらうようにしましょう。

中耳炎を悪化させてしまうと、慢性的に中耳炎を繰り返すようになったり、最悪の場合難聴になったりする可能性があるので早く適切に処置しておく必要があります。赤ちゃんは中耳炎になりやすいので、鮮やかな黄色の耳垢が見られた場合は、すぐに病院に行きましょう。

授乳の中耳炎に注意

授乳の中耳炎に注意

赤ちゃんの耳から鮮やかな黄色の耳垢が出てくると、中耳炎である可能性が非常に高いと言えます。しかし、風邪ではなく授乳から中耳炎になる可能性もあるので注意が必要です。

授乳する時に、あおむけの状態で与えていたり、寝かせるように抱っこしながら授乳していたりすると、口の中から耳へ飲んだミルクや母乳が流れて行ってしまいます。

また、仰向けの状態だと口からこぼれたミルクや母乳が耳の外から中へと入ってしまう可能性もあるため、中耳炎だけでなく、耳垢も臭くさせてしまうでしょう。

中耳炎を防ぎ、耳垢のニオイを予防するためにも、縦に抱っこしたり、首の角度をつけたりして授乳するようにしておくことが大切です。

しっかり角度をつけて授乳することで、飲んだミルクや母乳を吐きだしにくくなるので、もう一度授乳体勢を見直すようにしておきましょう。

病院により異なる意見

病院により異なる意見

赤ちゃんの耳垢が臭かったり気になったりする場合は、病院でケアしてもらうのが安心です。しかし、病院によっては耳掃除に対して積極的にケアしてくれるところと、全くケアしてくれないところがあり、意見が分かれる傾向があります。

耳垢がたまると、ニオイのもとになってデメリットがあることから除去を進める病院もあれば、ゴミやウィルスなどを防ぐ役割としてメリットを優先させたいという病院もあります。それぞれの意見を聞いてよく検討し、どちらを優先させたいか考えて判断するようにしましょう。

まとめ

赤ちゃんの耳垢が臭い、耳が臭う時の原因と対策方法についてご紹介しました。耳垢の色によって、病気が関係している可能性もあるので、時々チェックするようにしましょう。

耳垢には臭いというデメリットもあれば、耳の奥を守ってくれるというメリットもありますので、よく検討する必要があります。寝ている向きや、授乳の角度に気をつけ、耳垢を臭くさせないようにしながら、ケアしていくようにしましょう。

PR