産後クライシス 産後の旦那さんとの関係について

産後は、産まれてきたばかりの赤ちゃんのことで頭がいっぱいになりやすい時期です。自分のことは後回しにすることも多いため、心に余裕がなくなってきている方も多いことでしょう。

産後、女性に余裕がなくなってしまうことは仕方のないことですが、それにより旦那さんとの関係が変わってしまうことがあります。産後の状況により、旦那さんへの愛情が薄れ、関係が悪化し最悪の場合離婚に至るケースも珍しくありません。

夫婦にとって愛の結晶でもある赤ちゃんが、せっかく産まれてきたのにそれがきっかけで不仲や離婚してしまうのは残念なことです。産まれる前は想像しにくいことですが、産後の旦那さんとの関係がその後の人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。

そこで、産後の旦那さんとの関係についてどのようなことを知ってでおくべきか、また準備しておくべきか、ご紹介していきましょう。

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産後クライシスにご注意

産後クライシスにご注意

産後、旦那さんとの関係が悪化し「産後クライシス」に陥る女性は数多くいらっしゃいます。産後クライシスとは、出産をきっかけに夫婦の関係が急速に悪化し、2年程度もたたないうちに愛情が薄れ不仲や離婚してしまうことを言います。産後クライシスは近年増加傾向にあるもので、社会現象のひとつとも言われています。

産後クライシスを避けるためには、産後どのように旦那さんとの関係を築いていくのかが重要になります。悲しい離婚にならないためにも、しっかりと学び準備しておきましょう。

旦那との関係が変わる原因

旦那との関係が変わる原因

産後、旦那さんとの関係が変わってしまうのは、産前や妊娠前とは異なる現象が起きるからです。それにより、旦那さんとの関係はどんどん変わっていってしまいます。どのような原因があるのか、詳しくみていきましょう。

出産によるダメージ

出産によるダメージ

産後、旦那さんとの関係が変わってしまうこととして、出産により身体に大きなダメージを受けて動けなくなることが関係しています。

旦那さんは、出産を大変さのピークと捉えることが多いですが、本当の意味で辛いのは出産した後です。出産すると、胎盤や子宮内膜が剥がれ、大きく膨らんでいた子宮は少しずつ縮んでいきます。そのため、身体の中に大きな傷があるのと同じ状況になるのです。

旦那さんはそのことがわからないため、何日も何週間も身体が辛い状況にいることが理解できず、「家にいるなら家事位できるだろう」と安易に考えてしまうようになるのです。

育児の大変さ

育児の大変さ

産後、旦那さんとの関係が変わってしまうこととして、育児の大変さが伝わっていないということが大きく関係しています。旦那さんは、日中仕事で家の外にいるため、夜に帰ってきてから次の朝出かけるまでの時間しか家で過ごしません。

夜中の授乳も、仕事で疲れて眠り気づかないことも多いため、イマイチ育児の大変さが伝わりにくくなってしまうのです。そのため、育児に追われて家事がおろそかになっていることを、悪く思わずに指摘してしまい、夫婦関係が悪化してしまうことが良くあります。

ホルモンバランスの急変

ホルモンバランスの急変

産後、旦那さんとの関係が変わってしまうこととして、ホルモンバランスが急変してしまうことが関係しています。妊娠すると、女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)は活発に分泌され、赤ちゃんを大きく育てていきますが、出産と同時に分泌量は一気に減少してしまいます。

そのため、ホルモンバランスの急変に身体がついていけず、イライラしやすくなったり、些細なことで泣いてしまったりしやすくなってしまうのです。

産後、妻が情緒不安定になってしまったと感じ、旦那さんは一歩距離を置いてしまうようになります。そこから、すれ違いが生まれどんどん溝が深くなっていってしまうのです。

母性の影響

母性の影響

産後、旦那さんとの関係が変わってしまうこととして、母性が強くなり旦那さんというオスに対して攻撃心が芽生えてしまうことも関係しています。

特に、母乳で赤ちゃんを育てている方の場合、プロラクチンというホルモンが活発に分泌されます。プロラクチンには母乳を分泌させる作用のほか、母性を強くする作用もあるため、赤ちゃんのことを優先して旦那さんをおろそかにしたり、邪魔だと感じやすくなったりしてしまうのです。

産後「妻が冷たくなった」と旦那さんが距離を感じ、関係性がギクシャクしてしまうようになるのは、このためです。

夫婦関係の欠如

夫婦関係の欠如

産後、旦那さんとの関係が変わってしまうこととして、育児に追われ夫婦生活が再開できないことが関係しています。旦那さんは、出産が落ち着いたら元の夫婦生活を再開できると思っていますが、育児途中で母親モードになっている女性にとって、夫婦生活の再開は簡単なことではありません。

そのため、旦那さんに夫婦生活の再開を求められ、拒否をして関係性が悪化してしまうことが良くあります。何度も拒否を続けているうちに、関係性が冷え込み、セックスレスが続き、やがて離婚へと至ってしまうのです。

情報共有が大切に

情報共有が大切に

産後、旦那さんとの関係性が変わってしまうのは、さまざまな知識を共有できていないからです。産後の身体がどうなるのか、育児はどれくらい大変なのかなど、必要な情報を共有できていないことですれ違いが生まれ、溝が深まり、関係が悪化してしまいます。

妻側の「見ればわかるだろう」という意識が、より一層旦那さんとの関係を悪化させてしまっていると言っても良いでしょう。だからこそ、夫婦で情報を共有しておくことがとても大切になるのです。

産前から準備をしよう

産前から準備をしよう

産後、旦那さんとの関係を良好に保つためにも、産前から産後どのようなことが起きるのかを知り、情報を共有しておくようにしましょう。産褥期間とは何か、育児はどれくらい大変なのか、ホルモンバランスはどう変わるのかを事前に知っておくことで、産後に同じことが起きても、お互いに思いやることができるようになります。

産後のことは産後にやろうとするのではなく、産前からしっかり準備しておくことでお互いにとって居心地の良い産後を迎えることができるでしょう。

産褥期間の大切さを伝えよう

産褥期間の大切さを伝えよう

産後、旦那さんとの関係性が悪化しやすいのは、多くのケースで産褥期間です。産褥期間は産後6週間~8週間と言われていますが、この期間は、基本的に安静が絶対条件となります。

出産は、ものすごい傷や衝撃が身体に刻まれますので、それを回復させるためには、これくらいの期間が必要だということを理解しておくことが重要です。

産後は、入院している時と同じようにベッドに横になって安静にしておくことが大切になります。産後の肥立ちを良くするためにも、産褥期間中は、一切家事ができないと宣言しておくと良いでしょう。

育児の大変さを分かち合うことの大切さ

育児の大変さを分かち合うことの大切さ

産後、育児の認識を巡って旦那さんとの関係性が悪化しやすくなります。しかし、旦那さんはどれくらい育児が大変なのかを、自ら観察し窺い知ることはありません。

育児の大変さはしっかり説明し、何をしてほしいのか明確に伝えるようにしましょう。育児はすべてお母さんがやるべきことと思うことが多いですが、実際にお母さんにしかできないことは、母乳を与えることだけでしかありません。

ミルクの準備、沐浴、おむつ替え、寝かしつけ、などはお母さん以外の人でも行うことができるので、旦那さんにできるだけ協力してもらうようにしましょう。

沐浴だけは必ず行ってもらう、土日はおむつ替えを任せるなど、役割をしっかり明確にすることで、旦那さんもやるべきことを認識しやすくなります。

すぐに夫婦生活の再開はできないと伝える

すぐに夫婦生活の再開はできないと伝えよう

産後、旦那さんとの関係がギクシャクしてしまうのが、夫婦生活の再開を断ってしまったことがきっかけとなることが多々あります。男性は、産後ある程度落ち着けばすぐに再開できると思っていますが、実際には個人差があります。

夫婦生活の再開は、基本的に子宮が回復していれば可能になります。産褥期間を終えて医師から回復が順調だと告げられれば、物理的には夫婦生活を再開することができます。

しかし、母乳を与えていたり、まだ腰や恥骨に痛みがあったりする場合、容易に夫婦関係の再開を受け入れることはできません。悪露に関しても、産後2ヶ月で終わる方もいれば、産後半年を過ぎても続いてしまう方もいます。

今、身体がどういう状況なのか、またどういう気分なのかをしっかりと伝えることで、夫婦生活のベストな再開時期を一緒に見つけていけるようにしましょう。

1人の時間でリフレッシュ

1人の時間でリフレッシュ

産後、旦那さんとの関係性を良好に保つためには、赤ちゃんとの関係性も余裕のあるものにしなければなりません。いくら赤ちゃんが可愛くても24時間常に一緒にいると疲れてしまうこともあります。

産後、お母さんにとって1人きりという時間はとても貴重になりますから、少しだけでもいいので1人になれる時間を作れるようにしましょう。旦那さんに赤ちゃんの面倒をみてもらったり、親に少しだけ預かってもらったりすることで、気持ちがリフレッシュされ旦那さんにも優しく接することができるようになります。

1人の時間がいかに大切で貴重か、産前にしっかり伝えておくことができれば、産後の関係もより良好に保つことができるようになるでしょう。

義母や義父など来客数をコントロールする

義母や義父など来客数をコントロールする

産後、旦那さんとの関係が悪化してしまうこととして、義母や義父が頻繁に家を訪れて疲れてしまうことも関係しています。産後は身体や気持ちに余裕がなくなることが多いですが、来客が多いとなおさらストレスもたまりやすくなります。

義母や義父だと気遣いもありますし、片付いていない部屋を見せることに抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。また、赤ちゃんの抱っこの仕方や接し方に不満を感じ、イライラしてしまう方も多くいます。

赤ちゃんを出産すると、お祝いなどで来客数が一気に増えてしまいますが、全て受けていると疲れてしまいます。旦那さんに頼んで延期してもらうようにすることで、身体と心を休める時間を増やすようにしましょう。

カチンとくる言葉とは?

カチンとくる言葉を知っておこう

産後、旦那さんが発言した言葉にカチンと来て、イライラしてしまったり怒ってしまったりしてケンカになるケースは良くあります。

産後はどんな言葉にカチンとしやすいのか、事前に知っておくことでトラブルを回避できるようにしておきましょう。たくさんありますが一部ご紹介します。

手伝うよ

手伝うよ

産後、旦那さんに言われてカチンとくる言葉に「手伝うよ」があります。一見育児や家事に協力的なように思いますが、「手伝う」という言葉は「やってあげるよ」と恩着せがましい感じに聞こえてしまいます。

それよりも「いつもありがとう」と労ったり、「一緒にやろう」と育児を共有したりする感じの言葉に変えてもらうと良いでしょう。

なんで泣いているの?

なんで泣いているの?

産後、旦那さんに言われてカチンとくる言葉に「何で泣いているの?」があります。赤ちゃんが泣いているのか、お母さんでもわからないことが多いため、そのような質問にカチンと来てしまうのです。

赤ちゃんは、おっぱいが欲しくてもおむつが汚れていても、ちょっと暑いだけでも、布団が重いだけでも泣いてしまいます。そのため、泣いている赤ちゃんは、お母さんも探りながらあやして正解を見つけていきます。そのため、お母さんは赤ちゃんのことを全て知っているものだと思い込ませないように情報を共有するようにしましょう。

まとめ

産後の旦那さんとの関係について詳しくご紹介しました。産後、旦那さんとの関係が悪化してしまうのには、さまざまな原因があります。これもしてくれない、あれもしないと旦那さんの行動にイライラしたり、嫌悪感を抱いたりすることもあるでしょう。

ただ、旦那さんに対しての不快感や嫌悪感は、産後のホルモンや体調、育児のストレスなどにより引き起こされていることがほとんどです。原因があることを全く知らない状態でいると、必要以上に旦那さんを傷つけてしまうことがありますので、自分でも何が原因かきちんと心得ておくことが大切です。

初めての育児や、初めての産後の妻に驚き、戸惑っているのは旦那さんも同じです。何をすればいいのかわからずにいることも多いので、何をしてほしいのかを具体的に伝え、情報を共有し、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

イライラの原因と、具体的な解決策と、感謝の気持ちがあれば、産後の旦那さんとの関係は悪化することなく、今まで以上に良くなっていくことでしょう。

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