赤ちゃんの舌 が白い場合に知っておきたいこと

産まれたての赤ちゃんは、お肌がツルツルしています。歯もまだ生えていないので口の中もピンク色でキレイですよね。しかし、赤ちゃんの舌を良く見ると、白っぽく見えることがあります。

赤ちゃんの舌の色はピンクが正常ですが、白っぽく見えてしまうのは何故なのでしょうか。病気などが関係している場合、早く対処する必要があるため、白い舌に不安を感じるお母さんもいらっしゃることでしょう。そこで、赤ちゃんの舌が白いときの原因と対処方法について詳しくご紹介していきましょう。

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舌の白さの原因は

赤ちゃんの舌が白く見えるのは、何が原因なのでしょうか。大人でも時たま舌が白くなる時がありますが、これは舌の上皮細胞に口腔内にある菌がつくためです。

この白くなった状態を舌苔と呼びますが、体が健康であっても舌の真ん中に薄く舌苔が発生するのが当たり前で、赤ちゃんの場合はここに母乳やミルクのカスなどがくっつくために、余計に白く見えるのでしょう。また「鵞口瘡(がこうそう)」と呼ばれる病気が関係している可能性があります。

産まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんの母乳やミルクから栄養を摂って成長していきますが、白い液体のため成分が舌の上に残った時に白っぽくなることがあるのです。赤ちゃんの舌はつるんとしているので凹凸がないように思いますが、実は細かい凸凹が舌の表面にたくさんあるため、母乳やミルクに含まれた成分が舌に引っかかってしまいます。

通常なら、唾液などで洗い流されて元通りのピンク色に戻っていきますが、唾液の量が少なかったり、空気が乾燥していたりする状態だと白い成分が舌の上に残り、白い舌が定着してしまうことがあるのです。

ミルクカスが残っているので舌が白い

ミルクカスの除去

赤ちゃんの舌が白く見えるのは、母乳やミルクに含まれる成分がカスになって舌の凸凹に残っているからです。通常なら唾液などで洗い流されていきますが、舌の上に残ることもあるため、舌が白い状態が続くことがあります。

母乳やミルクのカスがついたままの状態になっていると、次に授乳したときも同じようにカスが蓄積してしまうため、定期的に取り除いていきましょう。母乳やミルクのカスを取り除くときは、湿らせた綿棒やガーゼで優しく拭き取るようにしてください。

水を含ませていないもので拭き取ろうとすると、舌の組織を傷つけてしまう可能性がありますし、その傷に再びカスがたまりやすくなってしまいますので、必ず湿らせるようにしましょう。

また、強くこすっても舌の組織を傷つけますし、赤ちゃんも嫌がって泣いてしまうことがあります。一度に全て取り除こうとせず、少しずつ様子を見ながら進めていくようにしましょう。

取れないミルクカスの原因で舌が白い

取れないカスの原因

赤ちゃんは授乳により栄養を補給するため、飲んでいる母乳やミルクのカスが舌の上に残って白く見えることがあります。通常なら唾液で洗い流されますが、汚れがたまりやすい場合、カスが蓄積されて白い舌の状態が長引くことがあります。

この場合、湿らせた綿棒やガーゼで拭き取ればキレイなピンク色に戻すことができるでしょう。ただ、丁寧にケアをしていても白い舌が改善されない場合があります。

また、舌だけでなく頬の内側も白くなっていることがあるでしょう。その場合、母乳やミルクによる舌の白さではなく、別の原因となる「鵞口瘡(がこうそう)」と呼ばれる病気が関係している可能性があります。

風邪で口呼吸はさらに舌が白くなる場合も

風邪で口呼吸はさらに舌が白くなる場合も

舌が白くなるのは舌の上皮細胞に菌がつくのが理由ですが、口腔内の菌は免疫力が下がったり菌の繁殖に適した環境になると、爆発的に増えて舌苔が厚くなってしまいます。

菌が繁殖しやすい乾燥した環境は、実は口呼吸をした時の口腔内の環境と同じで、鼻が詰まった赤ちゃんだと容易に口の中に菌が増えてしまい、新陳代謝やミルクなども合わさって、びっくりするくらい白くなる事もあります。

こうなってしまったら、舌を掃除する前に鼻の詰まりや風邪をしっかり治すのが先決です。免疫力が元に戻れば次第に良くなっていくので、毎日むりやり掃除したりいじらないように注意しましょう。

お母さんの食事内容で舌が白く? 母乳の影響

母乳で舌が白くなる場合も

母乳よりもミルクの方が舌は白くなりやすいと言われているのは、母乳とミルクに含まれる成分の違いをさしているのかもしれません。しかし母乳でも安心してはいられません。

お母さんの食事次第では、ミルクよりも白くなってしまう可能性があります。糖分や油脂を多く含んだ食事をすると、母乳の粘度が上がって舌に残りやすくなってしまうのです。何よりも赤ちゃんが母乳の味を嫌がりますから、飲まなくなって体重が増えないなんて事にもなりかねません。

また、こういった母乳はお母さんの乳腺炎などの原因にもなりますから、妊娠中に我慢していたものを食べたくなる気持ちも分かりますが、赤ちゃんが健康に成長するためにも、授乳中は糖分や油脂を控えめにするよう心がけましょう。

鵞口瘡について

鵞口瘡について

鵞口瘡とは、舌や頬の内側が白くなる病気のことです。感染源はお母さんの産道で、カンジダ菌が付着することにより生じてしまいます。妊娠後期にお母さんがカンジダにかかってしまうと、赤ちゃんにも感染する可能性が高くなるので注意しましょう。

ただ、妊娠中は免疫力が低下しがちで疲れやストレスなどから通常よりもカンジダにかかりやすくなっています。そのため、授乳による母乳やミルクのカスが原因だと思っていたら、白い舌は鵞口瘡が原因だったというケースがとても多いのです。

妊娠後期におりものがカッテージチーズのようにボロボロした状態になってきたら、カンジダに感染している可能性があるので、適切に処置してもらってから出産に挑むようにしましょう。

カンジダ菌に感染で舌が白い

哺乳瓶にカンジダ菌

赤ちゃんの舌が白くなる鵞口瘡ですが、主な原因は出産時に産道でカンジダ菌に感染することです。しかし、その他からカンジダ菌が感染してくることもあるので注意が必要です。

ミルクで育てている赤ちゃんの場合、哺乳瓶にカンジダ菌が付着する可能性があります。殺菌が不十分だと菌が蔓延してしまう恐れもあるため、必ず清潔な状態にするよう心掛けましょう。

また、母乳であっても乳首にカンジダ菌が付着すると赤ちゃんに感染してしまいます。自分のおっぱいだから大丈夫だと安心せず、授乳前後にキレイに拭いて清潔な状態にしておくようにしましょう。

拭き取ってもダメ

鵞口瘡が原因で舌が白くなっている場合、綿棒やガーゼで拭き取ると、ボロボロとカッテージチーズのようなものが剥がれ落ちてきます。無理に白さを取り除こうとすると、舌を傷つけて出血する可能性もあるので注意が必要です。

また、白いカスをはがした部分が傷つくと膿のような炎症が起き、2次感染に繋がってしまう恐れもあります。

口の中にカンジダ菌が蔓延している状態でお母さんのおっぱいを吸ったり、哺乳瓶を加えたり、おしゃぶりを加えたりすると、そこに菌が残ってしまうので、無理に取り除かないようにしましょう。

鵞口瘡の治療

鵞口瘡の治療

赤ちゃんの舌を白くする鵞口瘡ですが、基本的に命に関わるような危険な病気ではないため、必要以上に深刻になることはありません。また、鵞口瘡の治療は基本的に消毒と自然治癒を主にしています。

病院に行くと、ごく少量の殺菌性のある薬を舌の上に塗ることになるでしょう。大量に塗らない限り、赤ちゃんへの健康に影響することはありませんが、心配な場合は医師から説明をしっかり受けてから治療するようにしてください。通常なら、3日~1週間もすれば舌の白さは改善されていきます。

しかし、せっかく治療したとしても哺乳瓶やお母さんのおっぱい、お気に入りのオモチャなどにカンジダ菌が残っていたら、再び感染してしまいますので、赤ちゃんが触れるものすべてを清潔にするよう心掛けましょう。

清潔が一番

清潔が一番

赤ちゃんの舌を白くさせる鵞口瘡ですが、一度発症が確認されたら、赤ちゃんが触れるものすべてをキレイにすることが大切です。授乳やおもちゃはもちろん、ベビーベッドや食器、赤ちゃんの手足もしっかりキレイにしていきます。

自分の足を口に

身体が柔らかい赤ちゃんは、自分の足を口に入れることも簡単です。唾液が触れた足で歩き回れば床も汚れてしまいますので、しっかり拭き上げるようにしましょう。

口の中も触れるものも全て清潔な状態にしておけば、鵞口瘡は徐々に治まってくるはずです。

抗生物質の副作用について

抗生物質の副作用について

赤ちゃんの舌を白くさせる鵞口瘡は、稀に抗生物質を服用したときの副作用として起きることもあります。赤ちゃんの体質によって副作用が出るかどうかは異なりますが、不安な場合は一度検査をしてみると良いでしょう。

副作用の影響を知ることで、今後服用する薬の種類をより安全に選ぶことができます。アレルギーなども同時に調べておけば、赤ちゃんが口にするものをより的確に選んでいくことができるでしょう。

まとめ

赤ちゃんの舌が白くなる原因について詳しくご紹介しました。舌の上皮細胞に菌がつくので白くなりますが、授乳中の赤ちゃんの舌は、母乳やミルクのカスでさらに白くなりがちです。白さが残る場合は鵞口瘡である可能性があります。

命に関わる病気ではありませんが、きちんと治療することが大切ですので一度病院で診てもらうようにしましょう。適切にケアしていくことで、赤ちゃんの舌をピンクに戻していってくださいね。

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