ベビーマッサージをするときに知っておきたいこと とは いつから やり方 注意点 など

赤ちゃんとのスキンシップができ、赤ちゃんもお母さんも幸せな気分になれると評判のベビーマッサージ。ベビーマッサージのやり方を教えてくれる教室も各地で開催され、ベビーマッサージに興味のあるお母さんやお父さんが大勢参加しています。

ベビーマッサージにはいろいろなメリットがあるといわれていますが、その一方で適切なやり方で行わなければ、赤ちゃんの事故にもつながる可能性があります。

ベビーマッサージはいつからいつまで?ベビーマッサージのやり方とは?ベビーマッサージにオイルは必要なの?など、ベビーマッサージを行う際に知っておきたい情報をご紹介します。

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ベビーマッサージとは?

ベビーマッサージとは?

ベビーマッサージとはお母さんやお父さんが赤ちゃんに行うマッサージ。優しく手の平で赤ちゃんの背中やおなかをなでるようにマッサージします。大人が受けるマッサージと違い、あくまでも優しく手の平で赤ちゃんの肌に触れるようにすることがポイント。

筋肉の凝りをほぐし、血行促進のために行うマッサージとはまったく別物ですので、この点にくれぐれも注意が必要です。自宅で行うベビーマッサージの目的は、あくまでも赤ちゃんとお母さん・お父さんの触れ合い、スキンシップにあります。

ベビーマッサージを通して、お母さんの母性も高まり、育児に対する気持ちも自ずと積極性を増します。お母さんやお父さんと直接肌を通して触れ合うことにより、赤ちゃんの精神・身体の発達が促されることも期待されます。

ベビーメリットの起源

ベビーマッサージはもともと南アジア地域で古くから行われてきた慣習で、沐浴後にオイルを用い、赤ちゃんにマッサージを施すもので、現在に至るまで面々と続いています。

オイルを用いたベビーマッサージはインドをはじめ南アジア地域で広く見られる慣習で、これがその後アメリカやヨーロッパの人々に紹介され、現在のように世界各地に広まりました。

日本でのベビーマッサージのあり方

日本でのベビーマッサージのあり方

日本でもベビーマッサージは急速に普及しつつあります。ベビーマッサージには公的資格に類するものはありませんが、民間の団体においてベビーマッサージの資格を取得できます。ただしこれはあくまでも民間の団体による資格ですので、講座や教室に参加する際には内容や評判など、あらかじめ下調べしてから参加するようにしましょう。

また民間の団体主催のベビーマッサージ教室の他にも、全国各地の小児科医院や助産院でも教室が開催されており、他のお母さんたちとの交流を兼ねて参加される方も大勢います。ベビーマッサージには赤ちゃんに対するメリットだけでなく、お母さんにとってのメリットも大きいことがポイント。

赤ちゃんだけでなくお母さんも精神的なリラックス効果を得られる寛ぎタイムになります。ベビーマッサージ教室では講師の方がやり方を指導してくれます。人形を使ってマッサージの方法を教えてくれる場合もあり、出産前の妊婦さんでも参加できます。

小児科病院でのベビーマッサージ教室について

小児科病院でのベビーマッサージ教室について

日本では小児科病院でも積極的にベビーマッサージの教室を開催しており、病院でのベビーマッサージ教室に参加してはじめて、ベビーマッサージに興味を持つようになるお母さんも大勢います。ベビーマッサージに興味のある方は、まずかかりつけの病院でベビーマッサージ教室を開催しているかどうか確認してみましょう。

小児科病院でのベビーマッサージで正しいやり方をしっかり覚えてから、自宅で行うようにすると安心です。小児科病院以外にも市町村の主催で行われているものもありますので、お住まいの地域でどのようなベビーマッサージ教室が開かれているか、出産前に確認しておくようにしましょう。

低出生体重児へのマッサージの医学的根拠について

低出生体重児へのマッサージの医学的根拠について

赤ちゃんに対するマッサージの効果ですが、早産で生まれた赤ちゃんに対してごく穏やかな圧でマッサージを行う、体にタッチすることにより、体重増が認められたという海外の研究結果が発表されています。

体重増加以外にも眠りに入る時間が短くなる、マッサージを行わなかった赤ちゃんと比較すると発達が良いというデータもあります。いわゆる未熟児(低出生体重児)に対しては、NICU(新生児集中治療室)における発達支援の一環として、カンガルーケアやタッチケアを導入している病院も多くあります。

低出生体重児の赤ちゃんに対する治療やセラピーとしてのマッサージやタッチケアは、医学的な知識と技術を備えた医者や看護士さんが行うもの。退院後の自宅でのケアやマッサージに関しては、主治医とよく話し合い、正しいケア法をしっかりと教わっておく必要があります。

正産期に生まれた健康的な赤ちゃんに対しても医学的に有効?

これに対して発達が正常で健康な赤ちゃんに対するマッサージの医学的効果に関しては、マッサージを行うことによりなんらかの効果が得られかどうか判断するために必要なデータが得られていない、とされています。※参考

ベビーマッサージの効果は?

ベビーマッサージのメリットとは?

ベビーマッサージのメリットや効果について挙げていきましょう。大人の場合は肩こりや筋肉痛の解消、事故や怪我のリハビリの一環としてマッサージを行うことが一般的ですが、赤ちゃんに対するマッサージは大人のマッサージとは目的も効果も異なります。

現段階では、ベビーマッサージの医学的な効果に関して確定的なことはいえませんが、お母さんと赤ちゃんとのスキンシップとして重要な役割を担っていることは確か。ベビーマッサージの効果やメリットについていくつか挙げていきましょう。

お母さんと赤ちゃんのスキンシップが取れること

お母さんと赤ちゃんのスキンシップが取れること

お母さんが赤ちゃんの体に優しく触れることで、お母さんと赤ちゃんとの間の関係がより深くなります。産後すぐの時期は、授乳やおむつ替えに疲労困憊し、産後うつに陥るお母さんも当然ながらいます。

赤ちゃんに優しく触れるベビーマッサージを行うことにより、産後のうつも晴れ、育児に対するネガティブな感情を払拭できます。

お母さんの母性が刺激される

お母さんの母性が刺激される

赤ちゃんの可愛い姿を間近に見ながら、優しく話しかけ両手でタッチすることにより、母性本能がさらに強く発揮されることが期待できます。赤ちゃんと素肌で触れ合うことによりお母さんがリラックスすると、幸せな気分をもたらしてくれるオキシトシンというホルモンの分泌が活性化されます。ベビーマッサージを行い、赤ちゃんと密な触れ合いをすることで、母乳の出が良くなるという嬉しい効果が得られる可能性もあります。

赤ちゃんの体調や様子にお母さんが敏感になる

赤ちゃんの体調や様子にお母さんが敏感になる

ベビーマッサージは赤ちゃんの体調や機嫌が悪いときには行わないことが基本。ベビーマッサージを始めたら、それまでにも増して赤ちゃんの様子を逐一観察し、マッサージを行っていいか、行わないほうがいいか、判断することを迫られます。

お母さんは赤ちゃんの様子を常日頃注意深く観察しているはずですが、ベビーマッサージで密なスキンシップを取ることにより、赤ちゃんの様子や体調に対して常に怠りなく細心の注意を払う習慣が自然に身に付きます。

ベビーマッサージはいつから?

ベビーマッサージはいつから行う?

ベビーマッサージをいつから行うかですが、ベビーマッサージ教室に参加する場合はその教室の案内に必ず従ってください。ベビーマッサージの対象年齢は教室ごとに異なりますが、一般的には月齢2、3ヶ月目からと設定されています。自宅でベビーマッサージを続けたい方は、始める前にまずやり方をベビーマッサージ教室できちんと学んでから始めたほうが安心です。

いつまで続けるかという点ですが、これはとくに決まりがあるわけではありませんので、お母さんやお父さんと赤ちゃんの気持ち次第といえるでしょう。赤ちゃんが満2、3歳になるまでずっと続けるお母さんも当然います。

赤ちゃんが嫌がる場合は別ですが、嫌がる素振りがなければ、お母さんと赤ちゃんの貴重なスキンシップのひとつとして、また入浴後や就寝前の毎日の習慣として、ぜひ取り入れるようにしましょう。

ベビーマッサージのやり方

ベビーマッサージのやり方

ベビーマッサージのやり方の基礎的なポイントを挙げていきましょう。

まずマッサージに用いるオイルを用意します。オイルをつけずに行うと赤ちゃんのデリケートな肌を摩擦してしまい、肌をいためる原因になります。マッサージの際には刺激のない天然オイルを使用するようにしましょう。

オイルを手の平に取り、お母さんの手に馴染ませながら温めます。赤ちゃんはおむつだけの状態にしますので、寒くないように室温を調整してあげましょう。

ベビーマッサージを行う箇所は胸、おなか、手、足、背中、おしりなど。初めて行う前にはまず教室でやり方を実際に見て学び、それから自宅で行うようにすると安心です。マッサージを行う時間は10分から15分程度を目安にし、赤ちゃんとアイコンタクトしながら話しかけたり、歌を歌いながら行いましょう。

行うタイミングは沐浴やおむつ交換の前後、お昼寝や夜間の就寝前など、赤ちゃんとお母さんがゆっくりできる時間帯を見計らって行います。毎日同じタイミングで行い、これを続けていくと生活リズムを作る手助けにもなります。

胸・おなか・足・背中のマッサージ

胸・おなか・足・背中のマッサージ

胸は左右の手の平で円を描くように撫で、胸から右肩・左肩にかけても優しくなでるように往復させます。おなかはおへそから下方向にゆっくり撫で、おへそを中心にぐるりと円を描きながら撫でてあげます。足は足首をお母さんがしっかりと固定してあげ、足の付け根から足首にかけて絞るようになでおろします。左右の足を同様に行い、次に片足ずつぶるぶると震わせます。背中は中心から肩甲骨に向けて半円を描くように左右とも撫でます。肩からおしりにかけてもゆっくり撫でおろしていきます。

以上の基本に加えて、足裏、腕、手の平などにもタッチするやり方もあります。機会があればベビーマッサージのいろいろなやり方や手順について、常に新しい知識を吸収するように努めましょう。

ベビーマッサージを行う際の注意点について

ベビーマッサージを行う際の注意点について以下に詳しく挙げてみました。赤ちゃんの皮膚は大人に比べて薄く、肌のバリア機能もまだ整っていません。赤ちゃんの皮膚をいためないよう、優しくタッチするようにマッサージすることがいちばんのポイントです。

ベビーマッサージオイルについて

マッサージオイルについて

ベビーマッサージ用のオイルはオーガニックで無添加のものを選んであげましょう。市販されているベビーマッサージ用のオイルを利用すると便利です。オイルを使う際には赤ちゃんの肌に合うかどうか、使い始める前にまずパッチテストを行います。

赤ちゃんの二の腕や太ももの内側に、10円玉程度の大きさにオイルを塗り観察します。一日目はこまめに赤みや腫れが出ていないか確認し、二日目になっても異常がなければ問題ないと考えていいでしょう。

ベビーマッサージ用のオイルは赤ちゃん向けにマイルドに作られてはいますが、赤ちゃんは皮膚が薄くデリケート、製品によって合う・合わないもありますので、マッサージを始める前に使いたいオイルが肌に合っているかどうか必ず確認してあげましょう。

室温を調整してあげる

室温を調整してあげる

マッサージ中は赤ちゃんをおむつだけにしなければなりませんので、肌寒く感じないように室温を調整してあげましょう。肌触りのよいタオルの上に寝かせ、余分なタオルやガーゼも用意しておくようにします。

授乳の前後や機嫌の悪いときは避ける

授乳の前後や機嫌の悪いときは避ける

発熱しているときはもちろんのこと、授乳前後やおなかのすいているとき、体調や機嫌が悪いときはマッサージをするのを避けましょう。マッサージはあくまでも赤ちゃんとお母さんがリラックスできるように行うものですので、少しでも普段と違う様子がある場合にはやめておくようにしましょう。

予防接種の前後は避ける

予防接種の前後も同様にマッサージは控えるようにします。

お母さんの爪は短く切っておく

お母さんの爪は短く切っておく

赤ちゃんの肌に傷をつけないように、お母さんの爪は短く整えておきます。またマッサージを始める前にはしっかり手を洗っておくようにしましょう。指輪も必ず外しておくようにします。

強く力をいれない

強く力をいれない

ベビーマッサージはタッチすることが基本。大人のマッサージのように手指に力を入れてしまうと赤ちゃんに痛い思いをさせてしまいます。手の平全体を使い、力が均等にかかるよう、そして圧力をかけすぎないよう、あくまでも優しくタッチする要領で行います。

まとめ

ベビーマッサージについてぜひ知っておきたいいろいろな情報をポイントごとにご紹介しました。赤ちゃんとお母さんのスキンシップに最適なベビーマッサージ。赤ちゃんの体に優しく触れることにより、赤ちゃんだけでなくお母さんの気分もゆったりとリラックス。大切な赤ちゃんとの絆を確かめ合える充実した時間が過ごせます。

自宅でベビーマッサージを始めるに当たって、やり方やポイントがいまいち把握できない方は小児科などで行われているベビーマッサージ教室に参加し、講師の方から実地で教わってから始めると安心です。

※参考 厚生労働省「統合医療に係る情報発信等推進事業」統合医療情報発信サイト健康目的でのマッサージ療法 知っておくべきこと

※参考 公益財団法人 日本小児保健協会 小児保健研究低出生体重児とその母親へのタッチケア導入に関する探索的アプローチ

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