赤ちゃんの血液型はいつわかる?検査方法は?両親でわかる?

赤ちゃんが産まれてきたとき、ふと気になるのが血液型です。お父さんの血液型を受け継いでいるのか、お母さんの血液型を受け継いでいるのか、気になるところですよね。

多くのお母さんは、退院時などに赤ちゃんの血液型を教えてもらえるものだと思っていますが、実は最近の病院では新生児の血液検査は行わなくなりました。

わからないとなると、ますます気になってしまいますし、万が一病気や事故に遭遇したら大変!と慌ててしまう方もいらっしゃるでしょうが、血液型を検査するには適切な時期があります。そこで、赤ちゃんの血液型に関するさまざまな情報を、詳しくご紹介していきましょう。

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血液検査の昔と今の違いについて

血液検査の昔と今の違いについて

赤ちゃんの血液型は、病院で教えてもらうと思っている方も多いでしょうが、それは昔の話しであって現在は行われていません。

昔は、赤ちゃんの先天的な病気を調べるために先天性代謝異常検査というものが行われていたため、採血したついでに血液型も教えてもらうことが多かったのです。

しかし、新生児の赤ちゃんの血液は不安定で正確な血液型とならないケースが多く、大人になってから教えられていた血液型とは違ったというケースが頻発しました。そのことにより、新生児の頃に赤ちゃんの血液検査を行わなくなったのです。

血液型の検査について

血液型の検査について

その人の血液型が何型か調べるためには、一般的にABO血液型検査が行われます。注射器で血液を採取し、赤血球側のA型抗原とB型抗原、血漿側の抗A抗体、抗B型抗体の有無を測定します。

赤血球側の抗原について

赤血球の表面にある抗原は、250種以上にも及びますが、A型抗原とB型抗原は代表的なものです。

ヒトの血液型は、A型、B型、O型、AB型の4種類に分類されますが、A型は赤血球の表面にA型抗原がある場合、B型はB型抗原がある場合、O型はA型抗原もB型抗原もない場合、AB型はA型抗原とB型抗原の両方があります。

血漿側の抗体について

血漿の中には、それぞれの抗原に反応する抗体が含まれています。血漿中の抗体を調べることで血液型を判定することもできるため、裏試験として行われることもあるのでご紹介しておきましょう。

一般的には、A型の血漿中には抗B型抗体が含まれており、B型の血漿中には抗A型抗体が含まれており、O型の血漿中には、抗A型抗体と抗B型抗体の両方が含まれており、AB型の血漿中には抗A型抗体も抗B型抗体も含まれていません。

赤ちゃん(新生児)の血液検査が行われない理由

赤ちゃん(新生児)の血液検査が行われない理由

昔は新生児の頃に赤ちゃんの血液検査が行われていましたが、現在では行われていません。なぜなら、新生児の赤ちゃんはまだ血液が不安定で、正しい血液型を判別することができないからです。

新生児の頃は、赤血球側のA型抗原とB型抗原の反応が弱く、血漿内の抗A型抗体と、抗B型抗体がまた作られていないため、正確に血液型を判別することは難しいとされています。

また、新生児の頃はお母さんの血液から移った抗体が影響するため、赤ちゃんの本当の血液型とは違う結果が出てしまうことがあります。

昔行われていた血液検査でよく間違えられていたパターンには、赤ちゃんの本当の血液型はA型なのにO型、B型なのにO型、AB型なのにA型、AB型なのにB型という検査結果が出ることが多くありました。

そのため、親から聞かされていた血液型を信じていたのに、いざ病院で検査を受けると違う血液型を聞かされてショックを受けたということが多発してしまったのです。このことから、新生児の血液検査は正確性を欠くことから行われなくなりました。

赤ちゃんの血液検査はいつからできる?わかる?

赤ちゃんの血液検査はいつからできる?わかる?

赤ちゃんの血液を知りたいと思っていても、抗原反応が弱く血漿内の抗体が作られていなければ正確な血液型を知ることはできません。では、いつくらいから血液検査で正確な判断ができるようになるのでしょうか。

最短で、赤ちゃんが4歳を過ぎてからなら、血液検査で正確な血液型を知ることができます。赤血球側のA型抗原とB型抗原の反応が強くなるのは、生後1歳くらいまでに整いますが、血漿内に含まれる抗A型抗体と抗B型抗体が体内で作られ完成するまでには、生後2歳~4歳までの歳月が必要になります。

理論的には早ければ2歳から血液型がわかるようになりますが、血漿内の抗体が完全に完成している保証はないため、確実な4歳以降が推奨されているのです。

どこで血液型は調べられる?

どこで血液型は調べられる?

赤ちゃんの年齢が4歳を過ぎたら、正確な血液型を知ることができます。では、どこで血液検査を行えばよいのでしょうか。ABO型の血液検査は、小児科や内科のある病院で受けることができます。また、血液センターなどで調べることも可能です。

血液型を調べる検査は、保険適用外になるため全額自己負担しなければなりませんが、費用はさほど高くはなく1000円~3000円くらいで受けることができます。

わざわざ血液型だけを調べに行くのが面倒という方は、アレルギー検査などと一緒に組み合わせることで調べてもらうことができますし、赤ちゃんが怖い思いをする機会を減らすことができます。

わざわざ血液型を調べる必要はない?

わざわざ血液型を調べる必要はない?

赤ちゃんの血液型は、4歳になるまで知ることができないため、何の血液型かソワソワしてしまう方もいらっしゃるでしょう。ただ、血液型は必ず調べなければならないものというわけではありません。最近は、自分の血液型を知らない方も増えてきていますし、欧米では自分の血液型を把握していないのが一般的です。

占い好きの日本人

占い好きの日本人

日本人は血液型で相性を占ったり性格を診断したりすることが大好きです。現在も血液型の占いが指示されているため、多くの方が自分の血液型に関心を寄せているという背景があります。

欧米ではそのような文化が無かったため、血液型への関心が薄く知らなくても何の問題もないと考えらえているのです。

病気や事故が心配という場合

病気や事故が心配という場合

赤ちゃんの血液型は、わざわざ知る必要はないですが、病気や事故などいざという時のためにしっかり把握しておきたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、手術の前や輸血の前には、医療ミスを防ぐために必ず血液検査が行われます。たとえ親や家族から血液型を聞いていたとしても、1分1秒を表す状態であっても必ず血液検査が行われるため、血液型を知らないことで異なる血液型が輸血されることはありえないのです。

夫婦の余計な争いを避ける

夫婦の余計な争いを避ける

新生児の赤ちゃんで血液検査をすると、間違った血液型が告げられることがあります。もし、お父さんとお母さんの血液型から産まれてくるはずのない血液型だとすると、お母さんが浮気をしたことになり夫婦喧嘩や家族闘争が勃発してしまうことがあります。

産まれたばかりの赤ちゃんを前にケンカをするなんて無意味なことですし、そもそも両親が知らされている血液型そのものも違っていた可能性もあります。このような面からも、産まれた直後に血液型を調べることはナンセンスと言えるでしょう。

両親から見る血液型の可能性は

両親から見る血液型の可能性は

赤ちゃんの血液型は、無理に調べる必要はありませんが、やはり把握しておきたいという方も多いでしょう。そこで気になるのが、赤ちゃんがどの血液型になるのか?ということです。

お父さんの血液型と、お母さんの血液型により、産まれてくる赤ちゃんの血液型の種類は違ってくるので、簡単にご説明しておきましょう。

お父さんがA型、お母さんもA型の場合

お父さんがA型、お母さんもA型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、A型かO型になります。

お父さんがA型、お母さんがB型の場合

お父さんがA型、お母さんがA型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、A型、B型、O型、AB型になります。

お父さんがA型、お母さんがO型の場合

お父さんがA型、お母さんがO型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、A型かO型になります。

お父さんがA型、お母さんがAB型の場合

お父さんがA型、お母さんがAB型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、A型、B型、AB型になります。

お父さんがB型、お母さんがA型の場合

お父さんがB型、お母さんがA型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、A型、B型、O型、AB型になります。

お父さんがB型、お母さんもB型の場合

お父さんがB型、お母さんもB型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、B型かO型になります。

お父さんがB型、お母さんがO型の場合

お父さんがB型、お母さんがO型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、B型かO型になります。

お父さんがB型、お母さんがAB型の場合

お父さんがB型、お母さんがAB型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、A型、B型、AB型になります。

お父さんがO型、お母さんがA型の場合

お父さんがO型、お母さんがA型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、A型かO型になります。

お父さんがO型、お母さんがB型の場合

お父さんがO型、お母さんがB型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、B型かO型になります。

お父さんがO型、お母さんもO型の場合

お父さんがO型、お母さんもO型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、O型になります。

お父さんがO型、お母さんがAB型の場合

お父さんがO型、お母さんがAB型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、A型かB型になります。

お父さんがAB型、お母さんがA型の場合

お父さんがAB型、お母さんがA型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、A型、B型、AB型になります。

お父さんがAB型、お母さんがB型の場合

お父さんがAB型、お母さんがB型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、A型、B型、AB型になります。

お父さんがAB型、お母さんがO型の場合

お父さんがAB型、お母さんがO型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、A型かB型になります。

お父さんがAB型、お母さんもAB型の場合

お父さんがAB型、お母さんもA型の場合、産まれてくる赤ちゃんの血液型は、A型、B型、AB型になります。

※まれに遺伝子変化や様々な理由で上記の組み合わせ以外の血液型で誕生することがあります。

RH型について

RH型について

赤ちゃんの血液型を調べる時気になるのが、RH型についてです。日本人のほとんどがRH陽性(RH+)の血液型ですが、稀にRH陰性(RH-)の血液型の方もいらっしゃいます。

RH型は、RH抗原によって調べることができます。RH抗原の中で、D抗原がある場合はRH陽性(RH+)、D抗原がない場合はRH陰性(RHー)となります。

日本人がRH陰性(RH-)になる確率は非常に低iいです。また、日本人にAB型が少ないことから、AB型でRH陰性(RH-)の出現率は、2000人に1人の割合まで下がります。

同じ血液型でもRHが違えば輸血することができないため、不安になる方もいらっしゃるでしょうが、RH陰性(RH-)の血液型専用の登録機関があるので、安心です。16歳以降から登録、献血することができるので一度調べてみると良いでしょう。

豆知識 血液型のルーツについて

豆知識 血液型のルーツについて

血液型は、各国によりその比率が異なります。日本人の場合、A型が最も多く全体の約40%を占めています。B型は約20%、O型が約30%、AB型は約10%です。ちなみに、インドでは約40%がB型ですし、コロンビアでは約60%がO型です。

各国によって血液型の人口比率が異なるのは、血液型のルーツに秘密があります。A型はヨーロッパから広がり、B型はアジアから広がり、O型はアフリカから広がり、AB型は最も新しく発症地域が不明となっています。このことから、各国によって血液型の比率が異なるのです。

血液型によってルーツが異なるということは性格や気質も異なるということです。このことから、日本では血液型の性格診断や相性占いに用いられ人気を集めているのです。

しかし、近年では日本人でも自分の血液型を知らない人が徐々に増え始めているため、将来血液型についてグループ分けをしたり相性占いをしたりすることはなくなるかもしれません。

まとめ

赤ちゃんの血液型について幅広くご紹介しました。産まれたばかりの赤ちゃんは、まだ血液が安定していないため正確な血液型を知ることはできません。確実に知りたい場合は4歳以降に検査するようにしましょう。

今までは血液型は絶対に調べなければならないものというイメージがあったと思いますが、輸血が必要な場合はどんな状況でも必ず事前に血液検査を行うので、血液型を事前に知っておく必要性はありません。

ただ、産まれてきた赤ちゃんが、どの血液型なのか気になることもありますよね。赤ちゃんの血液型について家族で話し合い、楽しむこともコミュニケーションとして大切なので、4歳を過ぎるまではあれこれ想像しながら楽しみに待つようにしましょう。

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