赤ちゃんがうなる(唸り)について知っておきたいこと

赤ちゃんがうなる(唸り)について知っておきたいこと 赤ちゃん 生活

赤ちゃんの行動はいつも予測不可能です。さっきまで気持ちよさそうな顔で眠っていたのに、真っ赤な顔で唸り始めることがあります。お母さんとしては突然のことにビックリして、何か異常があるのではないかと心配になる方もいらっしゃるでしょう。

赤ちゃんが唸りはじめるのは、さまざまな原因があるからです。その原因をつきとめて、解決してあげることで赤ちゃんの唸りは治まってくることでしょう。そこで、赤ちゃんが唸る原因と、解決方法について詳しくご紹介していきたいと思います。

目次

赤ちゃんが唸る時期

赤ちゃんが唸る時期

突然唸りはじめる赤ちゃんですが、赤ちゃんが唸りはじめる時期としては、2段階あります。

新生児とされる生後1ヶ月くらい~生後3ヶ月くらいの期間と、寝返りが打てるようになる生後4ヶ月~生後6ヶ月くらいの期間で、それぞれ原因が異なるため、解決方法も違ってきます。それぞれの月齢によって異なる唸りの原因と、解決方法を詳しく見ていきましょう。

新生児の唸りの原因と対処方法

生後1ヶ月~生後3ヶ月くらいまでの間に、赤ちゃんの身体は急スピードで発達していきます。生まれたばかりの頃は、まだ自由に身体を動かすことができないので、お腹に空気やガスがたまりやすくなるのです。

ゲップでの唸り

ゲップでのうなり

特に新生児の赤ちゃんは授乳が上手くできないことが多く、たくさんの空気と一緒に母乳やミルクをお腹の中に入れていきます。その結果、ゲップで出し切れない空気がお腹にたまって苦しさを感じ、唸りはじめてしまうのです。

授乳後しばらくして、赤ちゃんが唸り声を出し始めたら、ゲップがまだお腹の中に残っているので、しっかり出してあげるようにしましょう。

上手なゲップの出し方は

ゲップの出し方

新生児の赤ちゃんが授乳後に唸るのは、ゲップが出し切れておらずお腹の中に空気がたまっていることが原因です。そのまま寝かせていても、自然にゲップが出てくることはないので、一度起き上がらせて抱っこするようにしましょう。

縦に抱っこして、背中をトントンとたたいてあげると、自然とゲップが出やすくなります。授乳後、ある程度の時間が経過していればゲップだけが出てきますが、授乳後間もないときはゲップと一緒に飲んだ母乳やミルクが吐き出されることがあるので、タオルなどで対策しておくようにしましょう。

また、授乳間隔が狭く授乳時間も短い場合は、ちょこちょこ飲みが続くことになります。授乳回数が増えるほど、空気を飲み込む回数が増えてしまうので、できるだけ一度にたくさん授乳できるのが理想です。

ゲップが苦手は赤ちゃんはマッサージも効果的

ゲップが苦手

赤ちゃんが授乳後に唸りはじめたときは、ゲップが上手く出せずにお腹に空気がたまって苦しくなっているからです。しかしゲップを出すのが苦手で、何度背中をトントンしても思うようにゲップが出てこない場合もあるでしょう。ゲップが出ないと心配になりますが、腸の中を通過していけばおならとして外に出されるので心配する必要はありません。

ただ、お腹のハリを解消しなければ赤ちゃんの唸りは治まりませんので、お腹をマッサージして溜まった空気を外に出しやすくさせてあげましょう。お腹を「の」の字にマッサージすると、空気が腸を通って外に出やすくなります。

腸のガスでの唸り

腸のガス

ゲップはうまく出せていても、赤ちゃんが唸りはじめることがあります。それは、腸の中にガスがたまっているからです。

母乳やミルクを消化するときに微量のガスが発生しますが、便通が思うようにスムーズではないと腸内でガスがたまり、お腹のハリに繋がってしまいます。

新生児の頃は、胃腸が未発達の状態なので消化不良を起こしやすく、腸内でガスが発生しやすくなります。また、思うように身体を動かせないのでガスが動きにくく、どんどんたまって苦しくなってしまうのです。腸内のガスを外に出すためにも、お腹をマッサージしたり、身体を捻じらせたりして刺激するようにしましょう。

ウンチが出るサインの唸り

ウンチのサイン

赤ちゃんによっては、ウンチのサインとして唸りはじめることがあります。お腹の中にたまったものを外に押し出そうとしているので、唸りはじめたらウンチを疑った方が良いでしょう。

ただ、唸っていても思うように便が出てこないことがあります。そのような時は、お腹をマッサージして便通を促してあげると楽にウンチができるようになるでしょう。

ミルク育児の赤ちゃんの唸り

ミルク育児の赤ちゃんの唸り

赤ちゃんの満腹中枢が機能され始めるのは、生後3・4ヶ月になってからです。それまでは与えられた分全てを飲んでしまうので、沢山空気を飲み込んで唸る事も多いです。

ただ、母乳育児の赤ちゃんは飲むのが大変な事もあってか、飲みすぎて唸るという事はあまりありません。反対にミルクの赤ちゃんは簡単に飲めてしまうために、飲み終わった後唸って吐いてしまうケースが多いです。

ミルクの場合は与える量の目安がありますが、あまりにも唸りが多く毎回飲み終わった後吐くような場合は、その目安量よりも少なめにして様子を見ましょう。

生後4ヶ月5ヶ月6ヶ月の唸りの原因対処方法

新生児の赤ちゃんの唸りは、ゲップが上手く出せなかったり、ガスがたまっていたり、ウンチのサインとして発生したりすることが多いです。では、生後4ヶ月~生後6ヶ月の赤ちゃんが唸りはじめるのは、何が原因なのでしょうか。

寝返りの影響での唸り

寝返りの影響

まず、寝返りが大きく関係していると言えるでしょう。生後4ヶ月~生後6ヶ月になると、首が座りはじめて寝返りを打ち始める赤ちゃんが増えてきます。寝返りをしてうつぶせの状態が長く続くと、お腹や胸が圧迫されて苦しくなり、唸りはじめることが多くなります。

初めて寝返りが打てるようになった頃は、自力で仰向けに戻ることがまだできません。窒息などのトラブルを防ぐためにも、目を離さないようにし、苦しくなる前に仰向けに戻してあげるようにしましょう。

離乳食の影響での唸り

離乳食の影響

生後4ヶ月~生後6ヶ月の赤ちゃんは、乳歯が生え始めてきます。乳歯が生えてきて、食べ物に興味を示し始めたら離乳食をスタートするようになるでしょう。

しかし、離乳食をスタートしたとたん腸の動きが変化し、ガスがたまって唸りはじめる赤ちゃんが増えてきます。それまで赤ちゃんの腸は母乳やミルクしか消化してこなかったので、初めての固形物に戸惑い、未消化になることが多いのです。

また、水分不足で便秘になることが増え、お腹が張りやすくなってきます。一生懸命唸りながらいきんでもウンチが出てこないこともあるので、便秘対策をしっかりしていきましょう。

赤ちゃんの便秘対策について

生後4ヶ月~生後6ヶ月くらいになると、離乳食をスタートする赤ちゃんが増えてきます。離乳食が加わると、母乳やミルクで補っていた水分が不足し、ウンチが硬くなって便秘になることがあります。便秘にならないためにも、お水やお茶などで水分をしっかりとるようにしましょう。

なかなかウンチが出てこないという時は、お腹をマッサージしたり、オイルを含ませた綿棒で浣腸したりして、便秘を解消してあげるようにしてください。

冷えが原因での唸り

冷えを改善

赤ちゃんのお腹の中にガスがたまっていたり、便秘気味でウンチが出にくかったりするときは、お腹が冷えている場合があります。

ホットタオルを準備して、お腹を温めて胃腸を動きやすくしていきましょう。ホットタオルは、熱すぎると赤ちゃんがビックリしたり、ヤケドしたりしてしまいます。

赤ちゃんの肌はとても敏感なので、ホットタオルをあてるときは自分の顔にあてて熱すぎないか確認してから使用するようにしましょう。

ガスやゲップの唸りの解決方法

唸りの解決方法

赤ちゃんが唸りはじめているときは、ゲップを出させたり、お腹を「の」の字にマッサージしたり、浣腸したりしてガスやウンチを出してあげることで、解決することができます。しかし、なかなか改善されない時にはガス抜き体操もプラスしていきましょう。

仰向けの状態で下半身を左右にひねり、お腹を刺激していきます。片脚を持って、反対側の方にユラユラ揺さぶってあげるのも良いでしょう。

身体を動かすことができない新生児の赤ちゃんは、ガスが動きにくいのでこのガス抜き体操が効果的です。

抱っこが大変な時のゲップ

赤ちゃんのお腹にゲップがたまっていると、お腹に空気がたまって苦しくなり、唸りはじめることがあります。

ゲップを出すには、縦に抱っこして背中をトントン叩くのが効果的ですが、ゲップが上手く出ない赤ちゃんだと長い時間抱っこし続けなければなりません。抱っこが辛いと感じたときは、赤ちゃんをうつぶせの状態に寝かせて、背中や腰をトントンとたたいてあげると良いでしょう。

柔らかいお布団だと、身体が沈み込んで鼻や口をふさいでしまう可能性がありますから、固めのお布団やマットを使用するようにしてください。うつ伏せになると、胃の内容物が出にくくなるので、ゲップと一緒にお布団を汚すこともありません。

ただ、そのままうつぶせ寝になってしまうと、呼吸停止の事故に繋がったり、胸を圧迫して心臓に負担がかかったりすることがあるので、眠りはじめたら仰向けに必ず戻すようにしてください。

でべそに注意

でべそに注意

赤ちゃんが真っ赤な顔で唸りはじめるのは、お腹にガスがたまっているのが大きな原因です。何とかお腹のハリを解消しようと、唸り声を上げながらいきむことが多いですが、うまくガスが抜けないと唸って踏ん張り続けることでお腹のハリが増してしまうことがあります。

何度も唸っていると、お腹の表面にも圧力がかかり、でべそになってしまうこともあるので注意しましょう。

母乳の味がおいしくない唸り

母乳の味がおいしくない唸り

赤ちゃんが唸るのは、お母さんとのコミュニケーションの一種だという説があります。それが明らかなのは授乳時の唸りで、いつもの母乳より美味しくない・冷たいなんて不満がある時に唸りで伝えようとしているのだとか。

赤ちゃんに唸られたら、お母さんの昨日の食事内容を思い返してみましょう。油脂や糖分を沢山摂りすぎていませんでしたか?お母さんの食事内容は赤ちゃんにそのまま伝わりますので、卒乳するまでは気をつけるようにしましょう。

室温の暑い寒い、体温での唸り

室温の暑い寒い、体温での唸り

寒くなると風邪を心配して、部屋の中をポカポカにしたり赤ちゃんにしっかり着せるお母さんも多いですね。しかし赤ちゃんの体温調節機能は未熟ですから、暖かくするとその分どんどん体温が上がってしまいます。

あまりに暑いと赤ちゃんも嫌がりますから、唸ってお母さんにそれを伝えようとしているのです。赤ちゃんは手足が冷たくても身体の中心が温かければ、赤ちゃんにとってちょうど良い状態なのです。

夏ならば26~28度、冬なら22~23度くらいの室温が赤ちゃんにとってベスト。後は乾燥しないよう加湿器をつけるくらいにしておきましょう。

言葉としての唸り

言葉としての唸り

赤ちゃんが唸るのは、お腹に空気やガスがたまって苦しいことがほとんどですが、稀に言葉遊びとして唸り声を上げる赤ちゃんがいます。

聴覚が発達してくる生後5ヶ月前後は、自分の声が聞こえることを不思議に思い、さまざまな声を出して遊び始めます。そのため、唸り声と共に奇声をあげる赤ちゃんもいるのです。

赤ちゃんが苦しそうにしておらず、顔も真っ赤になっていなくて楽しそうに唸り声をあげていたら、自分の声が聞こえることが嬉しいと感じているので、自由に遊ばせてあげるようにしてください。

【噂】うなる赤ちゃんは大きくなる?

【噂】うなる赤ちゃんは大きくなる?

事あるごとに唸っている赤ちゃんを見ると、問題ないと言われても心配です。しかしお祖母ちゃんの世代だと、赤ちゃんの唸りは大きくなる時に出る、なんて言われています。

母乳やミルクを飲むのに慣れてくると飲める量が増えてくるので、空気が入ったり飲みすぎたりと唸る事も増えてきます。ですから、唸る=沢山飲む=大きくなるという風になるのでしょう。

一説には男の子の方が唸りやすいと言われていますが、それも男の子の方が沢山飲めるからというのが理由です。あまり不安にならず、大きくなるかな?と楽しみに待ちましょう。

ここまでのまとめ

赤ちゃんが唸る原因や解決方法についてご紹介しました。赤ちゃんが唸りはじめる原因には、いろんなことが関係しているのでひとつひとつ適切に対処して解決していきましょう。

まだ言葉を話すことができない赤ちゃんにとって、唸り声はお母さんに身体の状態を伝える大切なメッセージのひとつです。

いろんな対処をしたけれど、なかなか唸り声が改善されない場合は、一度病院で診てもらうようにしましょう。しっかりと唸り声の原因を探り、赤ちゃんが健やかに成長していけるようにサポートしていってください。

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