赤ちゃんの向き癖を直したい!原因と解消方法

赤ちゃんが寝ている様子は、どれだけ眺めていても飽きないほど可愛らしいものですよね。しかし、生後しばらくして抱っこしたときに、頭の形が以前と違う形をしていることに気付いたことはないでしょうか。

赤ちゃんの頭は柔らかいため、寝ているときの姿勢で向き癖があると、頭の形が変形してしまうことがあるのです。

少しの期間なら向き癖を治すことで頭の形を修正することができますが、そのまま放置しているとその形で成長してしまうことがあるため、向き癖は定期的にチェックして見直す必要があります。そこで、赤ちゃんの向き癖について、原因や修正方法など幅広くご紹介していきましょう。

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赤ちゃんの向き癖とは

音に反応

そもそも向き癖とは、赤ちゃんがいつも右の方しか向いていなかったり、顔を同じ角度に傾けていたりすることで生じるものです。同じ方ばかり見ていると、柔らかい赤ちゃんの頭はその形に合わせて変形してしまいます。

脳の発達に問題が発生することはありませんが、一部の毛髪が抜けやすくなることもあるため、見た目を気にするお母さんにとっては気になることでしょう。赤ちゃんに向き癖が発生してしまうのは、さまざまな原因が関係しているからです。

赤ちゃん向き癖の原因と対処方法

生理的な反応が関係していることもあれば、病気が隠れている場合もあります。その原因をきちんと突き止めて修正することが、頭の形をより良くするための最善策となります。向き癖はどんな原因から引き起こされているのか、詳しく見ていきましょう。

光に反応しての向き癖

光に反応

赤ちゃんの向き癖が発生する原因として、光に反射するという本能が関係していることがあります。

赤ちゃんは、太陽が出ていたり、部屋の電気がついていたりするなど、明るいものが見える方向に顔を向けるため、いつも同じ方向で寝かせていると、向き癖がついてしまいます。

定期的にベッドや布団の向きを変えることで、同じ方向に向き癖が出ないように気を配りましょう。

音に反応してのの向き癖

音に反応

赤ちゃんの向き癖は、音でも引き起こされます。光と同じように音が聞こえてくる方向に耳を傾け、頭を傾ける習性があるため、外からの音が聞こえてくる窓の方や、テレビの方を向くことが多くなるのです。

何の音だろう?この音はどこから聞こえてくるのだろう?と音からさまざまな情報を得ようとするのは、脳にとっては発達するために必要なことですが、同じ方向ばかりから聞こえてくると、向き癖の原因となってしまうので気をつける必要があります。

また、リビングや寝室などにスピーカーが設置され位置が固定されている場合、同じ場所に寝かせてしまうと向き癖が発生しやすくなるので、定期的に寝かせる位置を変えるようにしましょう。

添い寝の位置での向き癖

添い寝の位置

赤ちゃんの向き癖は、お母さんが添い寝する位置によっても変わります。いつも同じ側で添い寝をしている場合、赤ちゃんはお母さんの顔をみようとしたり、おっぱいを飲んだりしようとするため、同じ向きばかり顔を傾けてしまうようになります。

せっかく寝る位置を変えたとしても、お母さんが添い寝をする場所がいつも同じだと、結局向き癖がついてしまいますので、左右交互に添い寝をするようにしましょう。

また、赤ちゃんに向かって上に行きすぎたり下に行きすぎたりすると、赤ちゃんが顎を上げすぎたり、下げすぎたりしてしまうので、上下の位置にも注意してください。

お母さんのお腹中での体勢が影響

お腹中での体勢

赤ちゃんの向き癖は、産まれる前から癖づいていることもあります。お腹の中にいるときに、同じ方向ばかり向いていた赤ちゃんは、産まれてからも同じ方向を向く傾向があるようです。

赤ちゃんにとっては馴染みの角度で、安心するポーズでもありますが、あまりに向き癖がひどい場合は、対処が必要になるでしょう。

赤ちゃん向き癖の解消方法

向き癖の解消方法

赤ちゃんの向き癖を改善するためには、まず寝ている環境を整えることが大切になります。光や音、お母さんの添い寝などが原因なら、こまめに寝る位置を変えることで向き癖を修正することができるでしょう。

最初は違和感を示す赤ちゃんもいるかもしれませんが、定期的に位置を変えることに慣れてくれば、泣いたりぐずったりすることもなくなってきます。

向き癖による影響

頭にかかる圧力を解放

ほとんどの赤ちゃんは多少なりとも、一方向しか顔を向けない・頭の形がいびつという症状が見られますが、成長していくうちにきれいな頭の形に変わっていきます。

多少扁平だったりいびつであっても髪の毛で隠れますから、大した影響はないようにも思えます。しかし骨のゆがみや扁平は全身のゆがみへと繋がって、姿勢の悪さや腰痛・肩こりなどの原因になる場合があります。

昔から自然に治ると言われているため治療を行わない医師も多いですが、将来マイナスの影響が出る可能性を考えれば、気がついた時から家庭での矯正が必要となってくるでしょう。

向き癖で頭の形状が変わるのが心配

向き癖で頭の形状が変わるのが心配

赤ちゃんの頭の形が変形してしまうほど向き癖が影響してしまうのは、寝たままの状態が長時間続いていることが大きな原因です。

長時間仰向けに寝ているから向き癖ができ、頭の一部に圧力がかかってしまうため、抱っこをしたりお座りさせたりしながら頭の形にかかる力を分散させていきましょう。

また、あおむけの状態だけでなく時々うつぶせの状態にして見るのもオススメです。必ず赤ちゃんが起きているときに行うようにして、大人の監視がある状態で窒息しないよう注意しながら実行するようにしましょう。

また、ドーナツ型の枕やタオルなどを利用して、同じ方向に向かないように調整し、頭の一部に大きな力がかからないようにする工夫も大切です。

向き癖が頭の形状に影響する期間は

気をつけるべき期間

赤ちゃんの向き癖が頭の形に影響するのは、生後半年くらいまでの期間です。産まれたばかりの赤ちゃんの頭は柔らかいため、少し向き癖が長引くだけでも頭が変形してしまいます。

しかし生後半年ぐらいまでなら、向き癖を修正することで変形した形を元に戻すことができるようになるでしょう。

ただ、産まれてから時間が経つにつれて徐々に頭の形は固定され、柔らかさも失われていきます。頭が固くなるまでに向き癖を修正することができなければ、そのまま成長してしまう可能性があるでしょう。

早めに向き癖を修正することが大切なので、向き癖を発見したときはすぐに修正にチャレンジするようにしましょう。

頭の形状異常の種類(長頭、短頭、斜頭)

頭の形状異常の種類

向き癖の大きなデメリットは頭の変形ですが、寝かせ方によって頭の形が違うのをご存知ですか?

仰向けに長時間寝かせた時は短頭症と呼ばれ、後頭部全体が扁平で幅が広い頭の形になります。

また、横向きに寝かせた場合は縦に伸びた形となって長頭症と呼ばれます。通常赤ちゃんを横向きで寝かせる機会は少ないですが、NICUでは横向きで寝かせるのが一般的なので、長頭症は低出生体重児などに起こる確率が高いと言われています。

向き癖が最も影響するのは斜頭症で、後頭部の片方だけが突出する頭の形ですが、程度が酷くなると耳・額・目の位置が一目で分かるほどずれて非対称になる事があります。なるべく早いうちに直してあげたいですね。

向き癖に隠れた病気とは

向き癖に隠れた病気

赤ちゃんの向き癖は、光や音、お母さんの添い寝する側など、生理的な反応として引き起こされることがほとんどです。しかし、稀に病気により向き癖がついている場合もあるのでご紹介しておきましょう。

向き癖に隠されている病気としては、筋性斜頸と、先天性股関節脱臼があります。筋性斜頸は、首の筋肉の間にしこりが発生し、一方向にしか頭を向けられなくなってしまう病気のことです。

向き癖を修正しようとしてもなかなか治らないと感じていたら、1ヶ月検診で診断され初めて病気が原因だと判明します。ただ、病気と言っても悪い作用が引き起こされるわけではありません。

お医者さんと共に経過を観察する必要はありますが、特別な治療をしなくても1歳くらいで自然に治ると言われています。2歳くらいになっても向き癖が改善しない場合、手術が必要になることもあるでしょう。

先天性股関節脱臼

赤ちゃんの向き癖は、顔の向きや頭を傾ける角度によるものです。先天性股関節脱臼は、一見関係のないように思いますが、先天性股関節脱臼を持って産まれた赤ちゃんは、初めから向き癖が発生しやすいと言われています。

向き癖の方向は、脱臼している足と逆の方に出ることが多く、向き癖をきっかけに股関節脱臼が判明するケースもあるようです。

まとめ

赤ちゃんの向き癖についてさまざまな情報を詳しくご紹介しました。赤ちゃんの頭は柔らかいので、向き癖ができてしまうと頭が変形してしまいます。

脳の発達に問題ないとはいえ、後々赤ちゃんにとってコンプレックスになることもあるので、できるだけケアしてあげるようにしましょう。原因をひとつひとつ探り、根本から解決していくことで、良い形の頭を崩さずに成長していけるよう、サポートしてくださいね。

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