赤ちゃんの人見知りについて知っておきたいこと

今までは誰と会ってもニコニコ笑顔で接していたのに、急に人見知りするようになって戸惑いを隠せないお母さんも多いことでしょう。人見知りはある日突然急に始まることも多いので、いつまで続くのかと不安になりがちです。

赤ちゃんが成長する上で通過する、必要なことのひとつだとわかっていても、義理の祖母や祖父に会っても泣いてしまうと気まずくなってしまいますよね。そこで、赤ちゃんが人見知りをする原因と解消方法について詳しくご紹介していきましょう。

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人見知りの原因

人見知りの原因

今まで人見知りをしていなかった赤ちゃんが、あるころから突然人見知りするようになるのはなぜなのでしょうか。

それは、今までは周りの人の顔をしっかりと認識できていなかったことが関係しています。赤ちゃんの視力は、生まれたばかりの頃はまだ低いため、目の前にあるものが何かを判別することはできません。しかし成長するにつれて赤ちゃんの視力は向上し、目の前にあるものをしっかり見る力がつくようになります。

また脳も発達するためさまざまな判別することができるようになり、その結果、お父さんやお母さんの顔を認識できるようになるのです。しかしひとたび違った顔が現れると、「この人は誰?」と戸惑ってしまいます。これが、人見知りに繋がるのです。

人見知りする時期

人見知りする時期

赤ちゃんが人見知りを始めるのは、早いと生後6ヶ月くらいからだと言われています。

赤ちゃんにより個人差はありますが、この頃になると、視力も向上し、脳も発達してさまざまなことを判別できるようになるため、いつも見ているお父さんやお母さんの顔と、他人の顔を見分けることができるようになります。

人見知りのレベル

人見知りのレベル

赤ちゃんにより、人見知りを始める時期には違いがありますが、人見知りするレベルにも個人差があります。

ある赤ちゃんは、全く人見知りしないまま成長しているのに、別の赤ちゃんは知らない人を見ると大泣きしてしまいます。また、泣くまでにはいかなくとも、怪訝な顔をしたり、不安そうな顔をしたりする場合もあるようです。

人見知りに個人差が出るのは、性格が関係しているとも言われていますが、日常生活が影響しているとも言われています。

日頃から外に出かける機会が多く、たくさんの人と出会う頻度が高い赤ちゃんほど、人見知りしにくく、人見知りしても少し嫌な顔をする程度におさまるようです。

しかし、外に出かける機会が少なく、室内でお母さんと二人きりで過ごすことが多い赤ちゃんは、知らない人に会う免疫がないため、激しく人見知りするようになるのです。できるだけ人見知りを抑えたいと思うなら、外に出かける頻度を増やすようにしましょう。

お母さんの対応で影響

お母さんの対応で影響

昨日会った初めての人には、全く人見知りをしなかったのに、今日会った初めての人には人見知りをして大泣きに。その違いにビックリしてしまったというお母さんも多いのではないでしょうか。人により、人見知りする人、しない人が出てくるのはお母さんの反応が原因となっている可能性があります。

赤ちゃんは、お母さんを介して初めての人を安全か、安全でないか判断するため、お母さんが苦手な反応を示す人には人見知りをし、お母さんが好きな人には人見知りしないということがあるのです。

あからさまに表情に出ていなくても、赤ちゃんはその小さな反応を敏感にキャッチします。人によって人見知りの強弱があるという場合は、お母さんの中にある苦手意識を探ってみる必要があるでしょう。

また、お母さんが好きな人なのに人見知りされた場合は、お母さんと仲良しの人だと赤ちゃんに紹介してあげることも大切です。お母さんと仲良く会話をしているところを見れば、赤ちゃんも安心して心を開くことができるでしょう。

パパに人見知り!?

パパに人見知り!?

初めての人と出会うと、大泣きしたり、不安な顔をしたりするのが人見知りですが、赤ちゃんによってはパパに人見知りしてしまうこともあります。

何度も抱っこしているのに、何故?と戸惑うこともあるでしょうが、コミュニケーションの量からするとお母さんの方が断然多いので、仕方がない部分もあると言えるでしょう。

しかし、夫婦関係があまり良好ではないと赤ちゃんがお父さんに対して人見知りすることもあります。赤ちゃんはお母さんを介して相手を判断するため、お母さんが不安がっていたり、嫌な気持ちになっていたりすることを察知してしまうのです。

ただ、夫婦関係が良好であっても、赤ちゃんが人見知りしてしまうこともあります。赤ちゃんが寝ている深夜の帰宅が多い場合や、休日もあまりなくたっぷりとスキンシップを取る時間が少ない場合、お父さんと赤ちゃんが顔を合わせている時間が短くなります。

その結果、お父さんをよく会う人だと認識できず、人見知りしてしまうのです。お父さんとしては何とも寂しい話ですが、赤ちゃんの記憶は短いため、短期間にたくさん出会っていなければ覚えてもらうことはできません。人見知りを避けたいのなら、少しでも多く赤ちゃんとスキンシップを取るようにしましょう。

人見知りしない方法や予防法

人見知り予防法

赤ちゃんが生まれてしばらくすると、たくさんの人がお祝いに駆けつけてくれます。できれば、人見知りして大泣きするよりは、ニコニコいい笑顔を見せたいですよね。赤ちゃんが初めての人に人見知りしないためには、いくつかの予防策を立てておくと効果的です。

まず、イキナリ赤ちゃんを抱っこさせるようなことはしないようにしましょう。赤ちゃんは急に知らない人に抱っこされると不安になったり、恐怖心を抱いたりするものです。

最初は、顔を見せて声をかけながらお母さんと仲良しの関係だということをアピールして理解してもらいましょう。そして、少しずつ指を触ったり、ほっぺを触ったりしながらコミュニケーションを重ねていきます。

距離が縮まっても嫌がるそぶりを示さないようなら、抱っこにチャレンジしてみると良いでしょう。その時、お母さんの顔が急に見えなくなると不安になるので、抱っこした人の後ろに回り、赤ちゃんからお母さんの顔が見えるようにしてあげると、安心します。

これらの手順で少しずつ距離を縮めていけば、人見知りで大泣きするようなことは避けることができるでしょう。

お母さんの人見知り対処法

お母さんの人見知り対処法

赤ちゃんが人見知りをすると、お母さんも不安になってしまいます。電車に乗って「かわいいわね~」と声をかけてくれたお婆ちゃんに人見知りをして、大泣きされてしまうと申し訳ないという気持ちでいっぱいになりますよね。

そんな時は正直に「今、誰にでも人見知りする時期で」と断っておくと、相手も嫌な気分にはなりませんし、自分も気持ちが落ち着いてきます。

お母さんが焦ってしまうと、赤ちゃんはますます不安になって泣き止まなくなるので、あまり人見知りをすることに敏感になりすぎないようにしましょう。とはいえ、泣き出してしまうとお母さんとしては慌ててしまいがちです。

人見知りをして泣き出してしまった赤ちゃんを泣きやませるには、どうすればいいのか、具体的な解消方法をご紹介しておきましょう。

ちょっとの刺激で方向転換

ちょっとの刺激で方向転換

赤ちゃんが人見知りをして泣き出してしまった時、どうすればすぐに泣き止んでくれるのでしょうか。

こうすれば赤ちゃんは泣きやむ、という必殺のオモチャやアプローチが確立されていれば問題ないのですが、一筋縄ではいかないのが通常です。

条件反射で泣き止ませたいなら、赤ちゃんの顔や耳に、フッと優しく息を吹きかけてみましょう。一カ所に風を感じて「何だろう?」と不思議に思い、ピタリと泣き止みます。

しばらくすると泣いていたことを思い出して、再び泣き出してしまう可能性もあるため、ピタリと泣き止んだら、次々と刺激を与えてみましょう。

お気に入りのオモチャを見せたり、手のひらに口をつけてブーブーと鳴らしたりして興味を引きます。それを繰り返しているうちに、徐々に泣いていることを忘れ、ご機嫌も戻ってくるでしょう。

音を使って泣き止ませよう

赤ちゃんが人見知りで泣き出した時、音を使って泣き止ませることもオススメです。スーパーのビニール袋を耳元でガサガサ鳴らしたり、ドライヤーや掃除機のスイッチを入れて雑音を出したりして興味を引くと効果的です。

これらの音は、赤ちゃんがお腹にいるときに聞いている音と似ているため、リラックスしやすくなります。

赤ちゃんが泣いているときは、不安を感じているときが多いので、リラックスできる環境を作って泣き止ませてみると良いでしょう。

保育園デビューで解決

保育園デビューで解決

赤ちゃんが人見知りをしていても、保育園や幼稚園に通う頃には治まってくると言われています。これは、同い年の赤ちゃんと接する時間が増えるからです。

大人だけでなく、赤ちゃんとも一緒に接する時間が増えると、人見知りは徐々に起きなくなりますから、日頃から公園でいろんな赤ちゃんや子供と遊ぶようにすると良いでしょう。

また、人見知りが長引いていたとしても保育園に行けば大丈夫と思っていれば、永遠に続くような不安感を抱くようなことはなくなります。近所の公園に積極的に出向き、人と触れ合う時間を大切にしましょう。

人見知りはいつまでつづく?

人見知りはいつまでつづく?

赤ちゃんが人見知りを始めると、外に出かけることが億劫になったり、人が自宅に遊びに来たりするのを断ってしまいがちです。

人見知りは赤ちゃんの成長過程において必要なことですから、できるだけたくさんの人に会わせることが必要ですが、これがいつまで続くのかと憂鬱になるお母さんも多いことでしょう。

赤ちゃんの人見知りは、生後6ヶ月から始まりますが、人見知りは1歳を過ぎても続くことがあります。人と会う機会が少なければ少ないほど、人見知りが起きる期間は長くなる傾向があるため、最初は泣いていても積極的に人と会わせるようにしましょう。

人見知りしない子ってどんな子?

人見知りしない子ってどんな子?

人見知りが激しい子も心配ですが、反対にまったく人見知りをしないという場合もお母さんは不安になりますね。人見知りの原因は、自分がいる安全な場所から未知のものに対して好奇心や怖さを感じる事です。

安全な場所と言うのはお母さんを指しますが、一緒に住んでいる兄弟や祖父母なども安全な場所だとみなす子は人見知りしないと言われています。ただ、人見知りしない子でもよく観察すれば、目の動きやちょっとした動作などが人見知りを示唆している事もあるので、全く無いという事はないようです。

自閉症を疑われる事もありますが人見知りをしないだけでは確定できず、認定するには他の条件も必要です。

人見知りと自閉症について

自閉症について

赤ちゃんによって、人見知りするレベルには違いがあります。中には、ほとんど人見知りをしない赤ちゃんもいるでしょう。しかし、人見知りを全くしないと自閉症では?と不安になりがちです。

自閉症だと、お母さんと他人の人を区別できず、人見知りが起きないと考えられていますが、一概にそうは言えません。

自閉症であっても人見知りが強く出る赤ちゃんもいますし、人見知りを全くしないからといって、何か問題があるということはないのです。

ただ、あまり感情を表情に出すことがほとんどなかったり、目線を合わすことが少なかったり、特定の遊びや動きを反復しているようなら、自閉症の可能性はあります。不安な場合は医師に相談し、自閉症かどうかを診断してもらうと良いでしょう。

場所見知りについて

場所見知りについて

最初は人見知りも激しかったけれど、近くの公園に毎日通うようになってから少しずつ落ち着いてきたのに、スーパーのエレベーターに乗った途端、急に泣き出してしまうケースがあります。

人見知りは治まってきたと思っていたのに、とガッカリしてしまいがちですが、もしかしたらそれは場所見知りが関係しているかもしれません。

場所見知りは、初めての場所や空間に不安を感じて泣き出すことを言います。家の中や近くの公園はよく知っている場所なので戸惑うことはありませんが、初めての場所に行って知らない景色に遭遇し、不安を感じて泣き出してしまいます。

スーパーのエレベーターという空間は、赤ちゃんにとって初めての景色だったため、不安になってしまったと考えられるでしょう。

知らない道や、幼児教室、病院などでもこの場所見知りは発生してしまいます。しかし、人見知りと同様で、少しずつその場所を覚えて慣れてきたら、徐々に治まってくるでしょう。

場面緘黙症は治療が必要

場面緘黙症は治療が必要

ただ知らない人を怖がる人見知りとは違って、同じ症状に見えても治療が必要な場合があります。

それは場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)といって、言語能力に問題が無く話すべきことが分かっていても,幼稚園や人前など特定の条件では話せなくなる状態で女の子に多く、自分が話しているのを見られるのが怖いという心理が原因です。

言葉が話せるようになる2歳頃から発生し、家庭内では普通に話せるので気がつかない親がほとんどです。

場面緘黙症は治療や指導が必要になりますので、健診などで疑いがあると言われた時は早めに専門家に相談しましょう。お母さんのしつけのせいではありませんので、不安にならず適切な治療を受けてください。

 まとめ

赤ちゃんが人見知りする原因と、その解消方法について幅広くご紹介しました。赤ちゃんが人見知りをする原因にはさまざまなことがありますが、成長していくうえで必要な通過点と言えます。人見知りするということは、お母さんと他の人を区別できるようになっている証拠です。

最初は、お母さんも赤ちゃんも戸惑うことが多いと思いますが、知らない人とたくさん出会い、認識していくことで赤ちゃんが感じる世界もどんどん広がっていくでしょう。

だからこそ、人見知りだからといって家に閉じこもるのではなく、積極的に外へ出かけて赤ちゃんにたくさんの刺激を与えて一緒に成長していけるようにしてください。そうすれば、少しずつ人見知りも治まり、たくさんの人と出会える喜びを楽しむことができるでしょう。

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