赤ちゃんの奇声について知っておきたいこと

初めての育児はわからないことだらけです。赤ちゃんの行動ひとつひとつに、なぜ?と疑問が湧いてきますよね。こうしたら、こうなるという法則がまだわからないうちは、赤ちゃんの行動に動揺し、戸惑ってしまいがちです。

特に、育児が慣れてきたかな、と思い始めた頃に突然起きる赤ちゃんの奇声には、ビックリされたお母さんも多いのではないでしょうか。

赤ちゃんの奇声が起きた時に、どう対応すればいいのかわからないこともあると思います。そこで、赤ちゃんの奇声はなぜ起きるのか、そしてどう対応すべきかを詳しくご紹介していきましょう。

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赤ちゃんの奇声とは

赤ちゃんの奇声とは

生後間もない赤ちゃんは、「あー」「うー」と呟き、泣くときも「ウエー」という感じで、言葉というよりも声が漏れているという感じです。しかし、生後5ヶ月~生後6ヶ月を過ぎる頃になると、急に今までとは全く異なる奇声を発するようになります。

金切り声で「キャー!」と叫んだり、怪獣のように「グェー!」と吠えたり、泣くときも大音量で「ギャアア!」と叫びます。今までの声とは比べものにならない大声で、耳が痛いほどのボリュームなことから、気がおかしくなったのではないかと戸惑うお母さんも多いようです。

奇声の原因、対処方法

赤ちゃんが奇声を発し始めるのは、なぜなのでしょうか。今まで普通の声だったのに、突然奇声を発し始めるのは、いろんな原因が関係しているからです。

赤ちゃんの奇声の原因としてあげられるのが、眠くて疲れてきている場合、自分の思い通りにならない場合、不安で仕方がない場合、お母さんに注目してほしい場合、声を出すのが楽しい場合などがあります。それぞれの原因により対処方法が異なりますので、詳しく見ていきましょう。

眠くて疲れてきている場合

眠くて疲れてきている場合

赤ちゃんが奇声を発する原因のひとつとして、眠くて疲れていていることがあります。この原因で奇声を発する赤ちゃんの多くが、夕方の時間帯に奇声を発しながら泣くことが多く、別名「たそがれ泣き」とも言われています。

たそがれ泣きの原因は、まだハッキリとわかっていませんが、1日の終わりが近づいてくることから、蓄積した疲労をダイレクトに感じるからだと言われています。

昨日と同じように過ごしていると思っていても、赤ちゃんにとってはたくさんの刺激を受けていることもあります。初めての場所に出かけたり、いつもとはお天気が違ったりするだけでも敏感に察知し、刺激を受けて疲れてしまうのです。

たそがれ泣き場合

たそがれ泣き場合

赤ちゃんが夕方の時間帯になると奇声を発して泣き叫ぶ場合、たそがれ泣きが起きている可能性があります。1日の疲れが出てきて、あたりが暗くなってくることに不安を感じている時なので、リラックスさせてあげるようにしましょう。

歌を歌ったり、抱っこしながら優しくゆらゆら揺れたりしながら、赤ちゃんが落ち着くのを待ちます。また、夕方になってあたりが真っ暗になる前に、早めに部屋の明かりをつけるようにしましょう。

赤ちゃんによっては、夕方になって空が赤く染まり、だんだん光が少なくなってくることに不安を感じることがあります。早めに部屋の明かりをつけることにより、暗くなる不安感を取り除くことができるでしょう。

自分の思い通りにならない場合

自分の思い通りにならない場合

赤ちゃんが奇声を発しているときは、自分の思い通りにならない時かもしれません。

例えば、寝返りを打ち始めたころに奇声を発することがありますが、うつぶせの状態からもとに戻れずにイライラしていたり、反対側で寝返りが打てないことに戸惑っていたりして、奇声を発することがあります。また、あのおもちゃで遊びたいのに取ることができない時には、奇声を発して取ってもらいたいと意思表示することもあるでしょう。

さらにお腹が空いていないのに、授乳や離乳食を食べさせられたときや、お風呂に入る気分じゃないのに服を脱がされたときに、「今じゃない!」と憤って奇声を発するのです。

このような原因の場合、奇声を発しながら怒っていたり難しい表情をしていたりすることが多いので、そこをポイントに見極めると良いでしょう。

赤ちゃんの欲求がある場合

赤ちゃんの欲求がある場合

赤ちゃんが自分の思い通りにならなくて奇声を発する時は、赤ちゃんが何を求めているのかを探るようにしましょう。最初はわからなくても、徐々に奇声を発する時のルールを見つけ出すことができます。

食欲に関しては、身体を動かす時間数や前日の摂取量により異なりますので、お腹が空いていそう化どうか、注意深く観察するようにしましょう。

母乳で赤ちゃんを育てている方の場合、どれくらい摂取しているのか把握しづらいので体重計を使って授乳量を計測しておくと、空腹のタイミングがわかりやすくなります。

不安で仕方がない場合

不安で仕方がない場合

赤ちゃんが奇声を発している原因として、不安で仕方がない気持ちが関係していることがあります。

初めて電車に乗った時に奇声を発した。友人の家に初めて遊びに行ったら、奇声を発してふんぞり返ってしまったというエピソードが多く、初めてのことに戸惑っていることが大きな原因です。

眉をひそめながら奇声を発していたり、身体をのけぞって嫌がりながら奇声を発したりするのがポイントです。嫌がっている、不安に感じているというアピールで、この気持ちを早く取り除いてほしいともがいているのです。

不安は密着で解消

不安は密着で解消

赤ちゃんが不安を感じて奇声を発する場合、お母さんはピッタリと赤ちゃんを抱っこして落ち着かせてあげましょう。

身体をしっかり密着させることで、赤ちゃんはお母さんの体温や鼓動を感じ不安な気持ちを和らげることができます。また、お腹の中にいた状態に近づけるために、ビニール袋をガサガサならしたり、ドライヤーや掃除機のスイッチを入れて騒音を聞かせたりしましょう。

これらの音は、お腹の中にいたときに聞いていた音と似ているため、赤ちゃんの奇声がピタリと治まって落ち着くことがあるのです。大きな布やバスタオルで身体を包むのも、お腹の中にいた状況に近いため、安心しやすくなるでしょう。

お母さんに注目してほしい場合

お母さんに注目してほしい場合

赤ちゃんが奇声を発する原因として、お母さんに注目してほしいことが関係している可能性があります。家事に集中していて自分の方を見てくれていないと感じていたり、一緒に遊びたいのにスマホをいじってばかりでこちらを向いてくれなかったりするときに、奇声を発することが多くあります。

忙しいときや、何かに集中したい時に限って、赤ちゃんは邪魔をするように奇声を発してくるため、ついイライラしてしまうこともあるでしょう。赤ちゃんにとってお母さんは絶対的な存在ですから、自分に注目してくれないことを嫌だと強く感じてしまうのです。

何度も奇声を発して気を引かせようとしているときは、たとえ10分でもいいのでそばにいて一緒に遊んであげるようにしましょう。

声を出すのが楽しい場合

声を出すのが楽しい場合

赤ちゃんが奇声を発する原因として、声を出すのが楽しくて行っている場合があります。別の部屋で家事をしているときに赤ちゃんの奇声が聞こえ、何事かと慌てて駆けつけたら笑顔で奇声を発していたという場合、この理由があてはまる可能性が高いと言えます。

生後5ヶ月~6ヶ月くらいになると、赤ちゃんの聴力が発達してくるため自分の声が聞こえてくることが楽しく感じるようになるのです。赤ちゃんは、どれくらい叫べばどれくらいの音量になるのか、まだ把握していませんのでできる限りの声を出そうとして奇声になってしまいます。

ボリュームを下げるには

ボリュームを下げるには

赤ちゃんが声を出すのが楽しい、自分の声を聴くのが楽しいと感じて奇声を発している場合、少しずつボリュームを下げていく必要があります。

ご機嫌で奇声を発しているので無理やり止める必要はありませんが、あまりにもボリュームの大きい奇声を発する時は、目の前で「シー!」と制御するようにしましょう。

奇声を発するたびに口の前に手をあてて「シー!」と繰り返し、小さな声で話しかけるようにしましょう。また、おもちゃや絵本など興味の引くものに集中させて奇声を落ち着かせるという方法もあります。

最初はまだ理解することはできませんが、何度も「シー!」と繰り返すことで、徐々にボリュームの調整ができるようになってくるでしょう。

基本ご機嫌なら問題ない

基本 ご機嫌なら問題ない

赤ちゃんの突然の奇声はお母さんにとって心配の種ですが、奇声をあげてもニコニコして機嫌が良いのならば全く問題ありません。

赤ちゃんの奇声はまだ言葉を話せない赤ちゃんの自己表現だといわれていて、不安や不満の他にも喜びや興奮を表す事もあるからです。

興奮して奇声を上げる赤ちゃんなら、目はキラキラして身体を動かしたくてたまらないといった風に見えるでしょう。奇声だからと一くくりにして怒ってしまわずに、「○○ちゃん、楽しいね」「良かったね」とぜひ声をかけてあげてください。お母さんが共感を示せば赤ちゃんも喜んで、もっと感情表現が豊富になっていきます。

病気中の奇声の場合も

病気中の奇声の場合も

赤ちゃんが奇声を上げる原因は様々ありますが、病気中の奇声は少々気をつけた方が良いでしょう。お腹が痛い事を伝えられないので、泣いても伝わらない時は奇声を上げてお母さんに知らせようとします。

奇声をあげて不機嫌な様子が変わらないのならば、赤ちゃんの全身をチェックして異常がないか確認しましょう。それから赤ちゃんはよく熱を出しますが、高熱を出している時にうなされて奇声をあげる事があります。その時は、しっかり抱っこして安心させてあげましょう。

高い熱が続くとひきつけや熱けいれんを起こす赤ちゃんがいますが、ひきつけやけいれんを起こす前に奇声を上げるケースが多いです。万が一起きた時を考え、手順を確認し心の準備をしておきましょう。

月齢が進んだ場合は

月齢が進んだ場合

赤ちゃんが奇声を発し始めるピークは、生後5ヶ月あたりから1歳になるまでの期間と言われています。しかし、さらに月齢が進んでいるのに奇声が治まらない場合は、一度病院で診てもらい対策をアドバイスしてもらうようにしましょう。

奇声を発する度に赤ちゃんのいうことを聞いていると、奇声を出せば思い通りになると思い込んでしまいます。そのまま月齢を重ねてしまうと、奇声を当たり前のように発してしまう子供に成長してしまうでしょう。

「シー!」とジェスチャーを交えながらきちんと伝えて教育していかなければ、奇声が周りの人に迷惑になることが理解できないままになってしまいますので、何度も繰り返して教えていくことが大切です。

発達障害について

発達障害について

月齢が進んでも奇声が続いていたり、何度教育しても奇声が治まらなかったりする場合、発達障害の恐れがあります。発達障害は3歳になるまで判断しづらい部分があるため、奇声が治まらないからと言ってすぐに発達障害になるというわけではありません。

しかし、早めに病院でアドバイスを受けることが大切ですので、心配な場合は一度病院で診てもらうようにしましょう。

まとめ

赤ちゃんの奇声について幅広い情報をご紹介しました。突然起きる赤ちゃんの奇声には、さまざまな原因が隠されていることがお分かりいただけたでしょうか。それぞれの原因に適した対策を取ることで、赤ちゃんの奇声は治まり、成長するにつれて徐々に改善されていくでしょう。

最初は奇声に戸惑い焦ることもあるでしょうが、成長過程のひとつとしておおらかに捉え、温かく接するようにしてくださいね。

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